第6回全国高等専門学校ディープラーニングコンテスト2025
2025年5月に開催される、全国高等専門学校ディープラーニングコンテスト(DCON2025)の本選出場チームが決定しました。この大会は、高専生が日々培った「ものづくりの技術」と「ディープラーニング」を駆使して社会課題を解決するためのアイデアを競い合うもので、今年度は95チームが参加し、昨年度の1.3倍となる盛況ぶりを見せています。
本選には、各校から選ばれた10チームが出場することになりました。この10チームは、企業評価額によって競い合い、その中でも特に優秀なプレゼンテーションが評価されます。参加した中には、初めて本選に挑むチームや初の連合チームもあり、多様なアイデアが披露されることが期待されています。
本選出場チームの紹介
1. 一関工業高等専門学校
チーム名: Innodroid
作品名: Flexi-fit
作品概要: 個々の筋電特性を学習し、一般的な義肢では難しいポーズを実現する義肢を開発。
メンター: 柳原 尚史氏(株式会社Ridge-i代表取締役社長)
2. 仙台高等専門学校広瀬キャンパス
チーム名: Morinomiyako Oral Wellness
作品名: Properio AI
作品概要: ブラッシングの傾向を把握し、歯周病予防に繋げるシステムを提案。
メンター: 渋谷 修太氏(フラー株式会社取締役会長)
3. 茨城工業高等専門学校
チーム名: 明日のDCON楽しみだね
作品名: Locker.ai
作品概要: 遺失物管理業務の自動化で、遺失者や拾得者の負担を軽減するサービス。
メンター: 折茂 美保氏(ボストン コンサルティング グループマネージング・ディレクター)
4. 群馬工業高等専門学校
チーム名: 合成音声研究会Dチーム
作品名: アバタードーム
作品概要: バーチャルアーティストが行う3DCGライブの課題を解決する装置を開発。
メンター: 岩佐 琢磨氏(株式会社Shiftall代表取締役CEO)
5. 富山高等専門学校
チーム名: Wider
作品名: Smart Care AI
作品概要: 育児の負担を軽減するAIカメラシステムを提案。
メンター: 河瀬 航大氏(株式会社フォトシンス代表取締役社長)
6. 豊田工業高等専門学校
チーム名: Ribura Inc.
作品名: ながらかいご
作品概要: ウェアラブル端末を通じて、介護中の会話から必要情報を抽出・記録するシステム。
メンター: 福野 泰介氏(jig.jp取締役)
7. 鳥羽商船高等専門学校
チーム名: ezaki-lab
作品名: めたましーど
作品概要: 海苔養殖を食害から守るプロダクトを開発。
メンター: 佐藤 聡氏(connectome.design代表取締役)
8. 沖縄工業高等専門学校
チーム名: 沖縄マリンレジャーレスキュー隊
作品名: RiCAS
作品概要: 海面の流れをディープラーニングで予測し、離岸流を可視化するシステム。
メンター: 田中 邦裕氏(さくらインターネット代表取締役)
9. 大阪公立大学工業高等専門学校
チーム名: IdentiX
作品名: Worm Farmer
作品概要: 魚粉の代替品としてミールワームの飼育・繁殖・収穫を自動化する装置。
メンター: 高橋 隆史氏(株式会社ブレインパッド取締役会長)
10. 岐阜工業高等専門学校・福島工業高等専門学校
チーム名: Rebounder
作品名: 巡視
作品概要: 無人販売所での不正行為をAIカメラで監視するシステム。
メンター: 岡田 陽介氏(株式会社ABEJA代表取締役)
本選では、技術審査やプレゼンテーションが行われ、最優秀賞を競います。特に、今年は渋谷ヒカリエ9Fで開催されるため、注目度も高まっています。さらに、プレゼンテーションの様子は公式YouTubeでのライブ配信も予定されています。
このコンテストは、高専生たちが持つ創造力や技術力を試す貴重な機会であり、未来のものづくりリーダーを目指す若者たちが集結する場でもあります。2025年の本選でどのような革新的なアイデアが生まれ、企業からどのような評価を受けるのか、目が離せません!
公式メディアも活用して、最新情報をチェックしていきましょう。詳細は公式サイトやSNSで確認できます。