画期的なクレーム対応訓練、VR技術を活用
株式会社めんたいバース企画は、画期的なVR(仮想現実)技術を活用した新しいクレーム対応訓練システムの提供を2025年4月16日より開始します。このサービスは、カスタマーハラスメント(カスハラ)の対策として取組むもので、特にこの問題が深刻化する中、注目されています。
カスタマーハラスメントの現状
近年、日本ではカスタマーハラスメントが社会的な問題になっています。厚生労働省によると、2020年の調査では19.5%もの企業がカスハラの被害を受けており、その影響で精神的な健康問題を抱える労働者が増加しています。このような状況において、企業にはカスハラに対する適切な対策を講じる法的義務があるものの、実際の対応策には限界があるとされています。多くの企業が対症療法に終始し、根本的な解決が求められています。
VRを用いた新たな訓練手法
めんたいバース企画が提供する「VRクレーム対応疑似体験訓練システム」は、AI音声認識による条件分岐を活用し、受講者がリアルなクレーム対応を体験できる画期的な訓練プログラムです。受講生はVRゴーグルをつけ、仮想空間でクレームのシナリオを体験することが可能です。これは先入観のない、純粋な反応を学べる環境を提供します。
実際の現場での経験に基づいてカスタマイズされたシステムにより、個々の業界に特化したトレーニングが実現されます。また、他の受講者はVR体験中の参加者の様子をモニターで観察することができ、その体験を共有しながら学ぶことができます。このようにして、全員が一体感を持ちながら、効果的にクレーム対応能力を高めることが期待されます。
代表者谷口良太のビジョン
代表取締役の谷口良太氏は、福岡市役所での20年以上の経験をもとに、独自のクレーム対応ノウハウを確立し、冊子『3分で相手が笑顔に変わるしつこいクレーム・カスハラ交渉術』が2025年に発刊予定です。このノウハウは、自治体のトレーニングプログラムでも高く評価されています。
谷口氏は、VR技術を取り入れたこの新サービスが企業のカスハラ対策を助けるとともに、従業員のメンタルヘルス向上にも寄与することを目指しています。今後、VR訓練システムは外国人従業員向けの研修や、異文化コミュニケーションの分野にも応用される予定です。
今後の展望
めんたいバース企画は、厚生労働省のカスタマーハラスメント対策企業マニュアルに基づく支援を行い、業界に特化したVRのカスタマイズも進めています。また、法的専門家とも連携し、より包括的なクレーム対応の解決策を探求します。VR技術を用いた訓練は、将来的にさらに多様な場面での活用が模索されることでしょう。
この新しいトレーニングシステムによって、企業はカスタマーハラスメントにより強い立場で対処できる可能性が広がり、従業員の職場環境が改善されることが期待されます。
詳細情報
さらに詳しい情報や参加申し込みは、
株式会社めんたいバース企画の公式ウェブサイトにてご確認いただけます。実際に体験してみることで、カスハラ対策の重要性を再認識できる貴重な機会になるでしょう。