RUTILEA、約86億円の資金調達を実施
株式会社RUTILEA(京都府京都市)は、2024年8月までにシリーズDラウンドでのエクイティファイナンス及びデットファイナンスに向けた手続きを完了したことを発表しました。これにより、RUTILEAグループは新たに総額約86億円の資金を調達しました。これは、労働生産性の向上を目指すAI製品の開発と販売を行う同グループにとって、大きな前進を意味しています。
調達内容と投資者
エクイティファイナンスに関しては、リード投資家として大和ハウスベンチャーズが名を連ねており、既存投資家としてAbies Ventures、グローバル・ブレイン、Shimadzu Future Innovation Fund、そして新たにりそなキャピタル、京都キャピタルパートナーズが参加しました。さらに、借入先として京都銀行、りそな銀行、三井住友銀行、東邦銀行、七十七銀行が関わり、無担保・無保証での資金調達を実現しました。
これにより、RUTILEAグループの累積資金調達額は約100億円に達しました。これだけの資金が集まることは、RUTILEAが今後の成長を見込まれている証とも言えるでしょう。
資金の使途
調達した資金は、主にAI福島による新しいGPUデータセンターの整備や、AI開発プラットフォーム事業の新規事業への投資、研究開発、そしてエンジニアや営業の人材採用の増強に使用される予定です。これにより、RUTILEAはそのAI技術をさらに磨き、より多くの業界での活用を目指しています。
バーティカルAI事業の展開
RUTILEAは、2018年の創業以来、労働生産性向上に寄与する高精度なAIソリューションの提供に取り組んできました。最近では、中央省庁や自動車産業など特定の業界に特化したバーティカルAI事業を展開し、顧客ニーズに応える形で事業を進めています。2024年には福島県双葉郡大熊町に新たなデータセンターを設置し、さらにAI開発プラットフォーム事業をスタートさせる予定です。
株式会社RUTILEAについて
- - 企業名: 株式会社RUTILEA
- - 創業: 2018年8月
- - 所在地: 京都府京都市中京区下丸屋町397番地Y.J.Kビル 6階
- - 代表者: 代表取締役社長 矢野貴文
- - 資本金: 10.9億円(資本準備金を含む、2024年8月31日現在)
- - 事業内容: AI開発プラットフォーム事業、バーティカルAI事業
今後のRUTILEAの展開に注目が集まります。AI活用が一層進む中、同社は新たな価値を創造し続けることでしょう。