ロボット資産運用のウェルスナビが第三者割当増資を実施
2023年、資産運用の新たな形を提供するウェルスナビが、第三者割当増資を実施しました。この増資は、企業がさらなる成長を目指すための重要なステップとされています。
ウェルスナビの特徴とコンセプト
ウェルスナビは「世界水準の資産運用とリスク管理をすべての人に」という理念のもと、かつて富裕層や機関投資家の専売特許であった国際分散投資を、より多くの人々に提供しています。ユーザーのリスク許容度を診断し、その結果に基づいた最適な投資ポートフォリオを提案することで、誰もが容易に資産運用を行える環境を整備しています。最近では、米国において「ロボットアドバイザー」として急成長を遂げ、この流れが日本でも見られるようになりました。
フィンテックの融合が生む新たな金融インフラ
ウェルスナビは、金融工学とITを融合させたフィンテックを駆使し、ユーザーと国際金融市場を最短距離で結ぶシステムを構築しています。流通業界でダイエー、アパレルではユニクロが変革を起こしたように、金融サービスにおいても新たなインフラの形成を目指しています。また、顧客の利益を何よりも最優先とし、資産運用会社からの手数料や広告料は一切受け取らない方針を誇っています。
無料で利用可能な資産運用アドバイス
現在、ウェルスナビの資産運用アドバイスは無償で提供され、公式サイト(
ウェルスナビウェブサイト)で多くのユーザーに利用されています。今後は関係法令に基づき、スマートフォンやタブレットから簡単に取引を行えるようにする計画も進行中です。このように、より多くの人々がアクセスできる資産運用サービスを目指しています。
積極的な人材募集と共に支える社内文化
ウェルスナビでは、年齢、性別、国籍、市場経験にかかわらず、社員が協力し合って成長できる社内文化を育成することに注力しています。次世代の金融インフラを築くというチャレンジ精神を持つ人材を積極的に募集しており、共に新しい価値を創造する熱意ある仲間を求めています。
引受先と支援の概要
今回の増資における引受先には、インフィニティ・ベンチャーズLLPやインキュベイトファンドが名を連ねています。インフィニティ・ベンチャーズは国内外のネット業界に広がる700名以上の経営者から成るネットワークを駆使し、出資先の企業価値の最大化を目指しています。一方、インキュベイトファンドは大規模なシード投資を得意とし、これまでに多くのベンチャー企業を育ててきた実績を有しています。
経営陣の経歴と展望
ウェルスナビの取締役には、東京大学法学部を卒業し、国際的な金融トランザクションに精通する柴山和久氏が名を連ねています。彼はハーバード大学で金融取引法を学び、長年の官庁勤務を経て、2015年にウェルスナビを設立しました。また、開発メンバーにはアーサー・D・リトル出身の小林雅氏もいるなど、高い専門性を持つ人材が集結しています。
増資を経て、ウェルスナビはさらなる進化を遂げ、幅広い層のユーザーに向けたサービス展開を進めていくことでしょう。これからの動きがますます楽しみです。