スマート農業を進化させる新たな一手
株式会社FAG(東京都港区、代表取締役 木伏裕一)が、FJDynamics(エフジェイダイナミクス)社の「FJD AG1ガイダンスシステム」の取り扱いを開始しました。この高機能ガイダンスシステムは、農地マップに基づき、可変施肥やスポット農薬散布、圃場管理といった機能を実現し、農業の効率化を一気に進めます。販売価格は396,000円(税込)で、機種やメーカーを問わず様々な農機に後付け可能です。
なぜFJD AG1ガイダンスシステムが選ばれるのか
このシステムは、AEFの認証を受けたメーカーによる製品であり、ISOBUS規格の施肥機やスプレーヤといった各種作業機と連携・制御できます。2019年に自動操舵システムを販売開始して以来、約5年で世界総販売台数は15万台を超え、昨年2023年だけでも5万台以上の販売を記録。すでに世界市場での地位を確立したFJDは、農業界に革新をもたらしています。
主な機能と利点
今回発表されたFJD AG1ガイダンスシステムは、自動操舵機能は持たず、圃場マップを表示する運転支援システムです。これにより、農業における作業履歴や圃場管理が容易になります。簡単な取り付け作業で済み、タブレット式メインコンピューターとGNSS受信機を設置すればすぐに使用開始できます。農作業のリアルタイムでのモニタリングや正確な制御が可能になるため、より効率的な作業につながるでしょう。
ベースラインの多様性
FJD AG1ガイダンスシステムには、直線、曲線、A+ライン、円曲線、ライン併用といった多種多様なベースラインが用意されています。これにより、どのような圃場でも柔軟に対応できます。また、作成したライン情報を共有することで、同じ圃場内で複数のトラクターが同時に作業を行うことも可能です。
バーチャルターミナルとタスクコントローラー
また、同システムはバーチャルターミナル(VT)機能を搭載しており、異なる農機具の作業データを一つの画面で確認・制御できます。これにより、作業の精密化や個性化が実現し、散布や播種の際の作業効率が劇的に向上します。作業においては、圃場の境界や施肥の有無を的確に認識できる点も大きな利点です。
AEF認証取得の意義
FJDのプロダクトはAEFの認証を受けているため、数多くのISOBUS対応機器と連携が可能。これにより、さまざまな作業効率が向上し、農業の効率化を一層促進します。今後、FJD AG1ガイダンスシステムを導入したことで、農業分野における技術革新が進むことが期待されます。
企業情報
FJDynamicsは、2017年に設立されたシンガポールを拠点とする企業で、農業や建設、研究向けのロボット技術とインテリジェントシステムの開発に特化しています。一方、株式会社FAGは新エネルギーやAIを駆使した解決策を提供するスタートアップであり、FJDとパートナーシップを結び、多様な製品を提供しています。
お問い合わせについて
新たに登場した「FJD AG1ガイダンスシステム」についての詳細や導入に関するお問い合わせは、FAGの公式サイトへアクセスしてください。効果的な農業を実現するための第一歩を踏み出してみませんか?