AeroEdgeの供給計画
2024-07-22 14:02:58

AeroEdge、経済産業省から航空機用鋳造品の供給確保計画を認定

AeroEdge、航空機用鋳造品供給の新たな展開



AeroEdge株式会社は世界の航空業界において重要な役割を果たす企業であり、この度、経済産業省から「航空機用鋳造品(チタン合金)」の供給確保計画が認定されました。この認定に基づく助成金の金額は最大20億円にのぼる見込みです。この計画は、航空機エンジンに使用される重要部品であるチタンアルミ製低圧タービンブレードの安定供給を実現することを目的としています。

AeroEdgeの事業とチタンアルミの重要性



AeroEdgeは、特に商業用航空機の分野で高い受注残を持つ、フランスのAirbus社のA320neoファミリーおよびアメリカのBoeing社の737MAXシリーズに使用されるエンジン「LEAP」において、低圧タービンブレードの量産加工および販売を担っています。これらのエンジンに使われるチタンアルミは、軽量でありながら高温に強い金属間化合物で、航空機の燃費向上に寄与する重要な素材です。

現在、A320neoファミリーや737MAXシリーズは、それぞれの市場で大きな需要をにらんでおり、LEAPエンジンの推進力としても期待されています。しかし、これらのエンジン部品はすべて海外からの調達に依存しているため、供給の遅延や停止が発生した場合、航空機の全体の供給にも深刻な影響が及ぶ恐れがあります。そのため、AeroEdgeは自社開発による新たなチタンアルミ素材の生産を目指し、この計画を進めました。

経済安全保障促進法に基づく認定



AeroEdgeが受けた「供給確保計画」は、経済安全保障促進法に基づく特定重要物資の認定を受けたものです。本計画の中では、LEAPエンジン用の低圧タービンブレードだけでなく、他のエンジンに用いられる新材料の開発や量産も視野に入れています。この計画は2028年までの長期にわたり、助成金は投資金額の50%を上限とし、最大で20億円が支給される予定です。

今後の見通しと社内体制



AeroEdgeは今後、2024年6月期の業績に対しては今回の認定が特に影響を与えることはないとしています。しかし、2025年6月期における業績への影響については慎重に分析を進めており、必要に応じて情報提供を行う方針です。

AeroEdgeは栃木県足利市に本社を構え、2015年に設立された比較的新しい企業です。しかし、フランスのSafran Aircraft Engines社から次世代航空機用エンジン「LEAP」の国内初長期量産サプライヤーとしての地位を確保し、増産体制の構築を急速に進めています。

それに伴い、社内では環境の変化に迅速に対応しつつ、リーダーシップを発揮できる体制を整え、常に新しい価値の創出を目指しています。このような取り組みを通じて、AeroEdgeは「ゼロからイチを創る」という企業理念をもとに航空業界に貢献し、さらに多くの人々の幸せに寄与することを目指しています。

お問い合わせ



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会社情報

会社名
AeroEdge株式会社
住所
栃木県足利市寺岡町482-6
電話番号
0284-22-3125

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