AI技術の進化と法的課題に迫るシンポジウム開催
2023年8月28日、人工知能(AI)の活用に関するシンポジウムが開催される。このイベントは、AI技術の急速な進展とその影響を考察し、ビジネス界における信頼あるAIの活用方法を探ることを目的としている。
背景
近年、AIは私たちの日常生活に深く浸透してきた。特に、生成AIの一つであるChatGPTの登場は、その話題性と実用性から注目を集めている。しかし、このような進展には、職業の自動化による仕事喪失や、教育現場での適用に関する問題、さらには著作権、製造物責任、個人情報保護といった新たな法的リスクも伴っている。これらの課題を克服するための手がかりを見つけ出すことが急務である。
シンポジウム詳細
このシンポジウムは2部構成で行われる。前半では、法律の専門家による基調講演が予定されている。西村あさひ法律事務所の福岡真之介弁護士と、rinna株式会社の舟山聡Chief Legal Officerがそれぞれ、AI運用サービスの普及とガバナンスの動向、AIキャラクター事業における倫理と法務上の課題について講演を行う。
後半には、基調講演者に加え、JEITAの個人データ保護専門委員会のメンバーが参加するパネルディスカッションが行われる。参加者は、AI技術の活用とガバナンスに関する多角的な意見を聞くことができる貴重な機会となる。
開催概要
- - 日時: 2023年8月28日(月) 15時00分~16時30分
- - 主催: 一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)
- - 対象: 企業や研究者、学生の参加者に広く開放される
- - 方法: オンライン(TEAMS)
- - 参加費: 無料
登壇者プロフィール
福岡真之介
西村あさひ法律事務所のパートナー弁護士。AIとデータに関するガイドラインの検討など、様々な公的な役割を担う。
舟山聡
rinna株式会社のChief Legal Officer。AI技術における法律と倫理の交差点を深く探求してきた。
小島治樹
日本マイクロソフトのGovernment Affairs Director。AI関連のルールや政策を推進する経験を持つ。
京谷卓哉
富士通株式会社のデジタルテクノロジー法務統括部に所属し、AIにまつわる法的問題に対応している。
このシンポジウムは、AI技術の進展に伴う法的および倫理的課題に対して、企業や研究者などがどのように対処していくべきかを考える良い機会となるであろう。
申込み方法
シンポジウムへの申し込みは、指定のサイトから行える。興味のある方は、2023年8月23日(水)までに申し込むことを忘れないように。また、参加者からの多様な意見を集めることでこの課題の理解を深めたいと考えているため、多くの参加を期待している。