腎臓病と共に生きる知恵を深める新たなアンケート調査
一般社団法人ピーペック(所在地:東京都世田谷区)が運営するウェブサービス「じんラボ」では、腎臓病に関わる方々の幸せを追求するため、10周年を迎えた「これからの医療 with Kidneyプロジェクト」を発表しました。このプロジェクトに伴い、慢性腎臓病(CKD)や糖尿病を患う方々、そしてそのご家族を対象にした第17回アンケート調査を、2025年2月28日から実施します。
慢性腎臓病(CKD)とは何か?
慢性腎臓病(CKD)は、腎臓の機能が徐々に低下する病気の総称です。現在、この病気は成人の5人に1人に影響を及ぼすとも言われており、新たな国民病として認知されています。ただし、初期段階では自覚症状があまりないため、多くの人が放置してしまう事例も少なくありません。
CKDが進行すると、透析や腎臓移植が必要となり、心筋梗塞や脳卒中といった重篤な合併症のリスクも高まります。早期の発見と治療が肝要であることが広く知られており、これに対する啓発が重要な課題となっています。
「with Kidneyプロジェクト」の意義
「じんラボ」の10周年に際し立ち上げられたこのプロジェクトは、腎臓病に関わるすべての人が「腎臓病と上手に付き合う」ことを目指しています。CKDの早期発見や自己管理の重要性を訴える一方で、生活の質を向上させるヒントを提供することを目的としています。
患者と医療者によるガイド
プロジェクトでは、「患者と医療者がつくった腎臓病とのつきあい方ガイド」を通じて、情報と治療に関する支援を行います。デジタル化が進む中、特に高齢者にとって管理が難しい問題を解決し、長期的に利用可能なシステムを提供します。プラスチック製の資料管理用ファイルを使った新しいアイデアに基づいて、煩雑な書類整理を簡素化し、患者にとって負担の少ない生活を促進します。
アンケートの目的と実施内容
第17回のアンケート調査は、病気と共に生きる知恵の普及度を測定することを目的にしています。調査対象は腎臓病や糖尿病を抱える方々、さらにその家族です。調査内容は、生活の質を保ちながら医療と社会生活を両立させる手段についての知見を収集し、必要な情報を把握することに重点を置いています。
調査期間と参加方法
アンケートは2025年2月28日から4月24日までの期間に行われ、所要時間は10~15分程度です。ウェブ上で手軽に参加でき、参加者には生活や医療に関する貴重なインサイトを提供することを希望しています。調査結果は、CKDや糖尿病の当事者がより生きやすい社会を実現するための助けとなるでしょう。
じんラボの使命
「じんラボ」の設立者である宿野部武志氏は、自身の腎臓病の経験を踏まえ、同じように苦しむ人々を救いたいと考えています。このウェブサービスは、腎臓病に関する知識を提供するだけでなく、患者やその家族に共感しサポートし合えるプラットフォームを築くことを目指しています。-
知識と経験を共有し、腎臓病や糖尿病に苦しむ方々が安心して生活できるよう、今後も引き続き重要な活動が期待されます。詳しくは、公式ウェブサイトをチェックしてください。【公式サイトURL】 https://www.jinlab.jp/