千代田区のリモートワーク課題を解消するCACHATTO導入事例

千代田区のリモートワーク推進とCACHATTOの導入

千代田区では、リモートワークの推進が急務とされています。これを受けて、e-Janネットワークス株式会社が提供するテレワークプラットフォーム「CACHATTO」の「リモートデスクトップ」が新たに導入されました。これにより、職員の生産性が飛躍的に向上し、さまざまな働き方が可能になりました。

千代田区のDX戦略とは？

千代田区は2022年4月に「千代田区DX戦略」を策定し、2025年に向けての改定を予定しています。この戦略では、「未来に希望を抱ける街」を目指し、市民と職員がともに成長できる環境を整えることが重要視されています。特に「職員の生産性を向上させる」という方針が掲げられ、リモートワークの推進もその一環です。

導入前の課題

CACHATTO導入以前、千代田区では既存のデスクトップツールを使用していました。しかし、ユーザーとライセンスが1対1で紐づけられていたため、リモートワークを行える職員は限られていました。ライセンスの設定や変更には事業者への依頼が必要だったため、特に人事異動のタイミングでは数ヶ月間リモートワークができないこともありました。このような状況では、柔軟な働き方を実現するのは困難でした。

CACHATTOの導入による解決策

CACHATTOの「リモートデスクトップ」導入後は、同時接続数に基づく料金体系を採用することで、リモートワークを必要とする約1,200人のうち、1,000人が利用できる環境が整いました。これにより、職員自らがユーザー登録や修正を簡単に行えるようになり、リモートワークの利用をスムーズに実現できるようになりました。

効果と職員の反応

導入後、CACHATTOの「リモートデスクトップ」利用者は約3倍に増加しました。台風や大雪などの自然災害時にも役立ち、通勤が難しい職員や育児・介護との両立を求める職員も柔軟に働くことができています。担当職員が設定変更を自ら行えるため、業務効率が大幅に向上し、職員間でも高評価を得ています。

出張時にはモバイルワークが可能で、すぐに現場でメモを保存したり資料を確認したりできるため、意思決定のスピードもアップしました。こうした取り組みは、今後の市民サービス向上にも繋がることでしょう。