AIエルゴノ評価システム「VP-Ergono」の新バージョンが登場
株式会社ネクストシステムは、6月20日にAIエルゴノ評価システム「VP-Ergono」の最新バージョンであるVer.2.3.0をリリースしました。このアップデートにより、OWAS法評価の詳細が確認できる新機能が追加されました。
「VP-Ergono」とは?
「VP-Ergono」は、リアルタイムで作業者の骨格情報を分析し、その負荷を自動的に評価するシステムです。従来の評価方法に比べ、定性的な判断に依存せず、AIによって定量的な結果を提供します。これにより、労働者の健康を守るためのデータに基づいた判断が可能になります。
特にOWAS法評価は国際的にも認知された姿勢判断手法であり、潜在的な身体の負担を発見し、労働災害を未然に防ぐために有効に活用できるツールです。また「VP-Ergono」では身体の部位ごとに負荷値を測定する「モーメント評価」も可能です。
更新された新機能
今回のVer.2.3.0のアップデートで追加された新機能は以下の通りです。
1. AC値の円グラフ表示
解析した動画内で各AC値の出現割合を円グラフで確認できるようになりました。これにより、AC値の分布を視覚的に把握しやすくなり、動画全体の情報を簡潔に理解することができます。
2. OWAS法評価の詳細画面
新たに追加された詳細画面では、次の4つの機能が搭載されています:
- - AC値の解析割合
- - 姿勢コードの解析割合
- - AC3以上が継続したシーンのピックアップ
- - 詳細画面の情報を保存するための書き出しボタン
これにより、特に負荷の高い状態を視覚的に把握するのが容易になり、適切な対策が取りやすくなります。
3. モーメント評価での重量設定
これまで、一括で設定していた手持ち重量について、今度は時間ごとに設定が可能となったため、特定の時間帯における重量の変化を柔軟に対応できます。直感的な操作ができるタイムライン入力にも対応しています。
各業界での活用事例
「VP-Ergono」は様々な業界で作業評価に活用されています。新たなアップデートにより、より使いやすく、分析機能が向上したこのシステムは、労働環境の安全性及び効率を向上させるために非常に効果的です。
まとめ
AIエルゴノ評価システム「VP-Ergono」は、最新のアップデートによりさらに強化されました。労働者の安全を確保し、より効率的な業務遂行をサポートするために、このツールの導入を検討してみる価値があるでしょう。詳細については、
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