うめきた公園の挑戦
2025-10-23 16:27:00

大阪・うめきた公園で生物多様性をつなぐ新たな試みが始まる

大阪・うめきた公園で生物多様性をつなぐ新たな試みが始まる



大阪市・梅田エリアの「うめきた公園」において、生物多様性の保全を目的としたプログラム「ネイチャーコネクト・ミッション ~うめきた公園でつなぐ生物多様性~」が実施されることが発表された。このプロジェクトは、一般社団法人関西イノベーションセンター(MUIC)をはじめとする複数の組織が連携し、2025年の9月から12月にかけて行われる予定である。

プログラムの具体的な内容


この取り組みは、うめきた公園が推進する環境への配慮と生物多様性の可視化を目指している。具体的には、来園者が参加できる形で地域の生き物を観察し、その記録を「いきものコレクションアプリ 『Biome』」を用いて収集していく。この活動は2025年10月21日から12月25日まで実施され、関西地域全体で生物多様性を評価・理解するための基礎データを集めることを目標としている。

さらなる環境配慮の取り組み


また、プロジェクトの一環として廃木材を活用した環境配慮型バイオスティミュラント資材「鉄フルボさん」が使用される。これは、公園内の芝生や植栽の生育状態を改善し、魅力を高める取り組みであり、芝生エリアの利用制限期間を短縮することも期待されている。さらに、土壌内の微生物を分析することで、バイオスティミュラント資材が生物多様性に与える影響を科学的に評価し、環境に優しい公園管理の高度化へと繋げる予定だ。

環境意識の向上を目指して


MUICはこのプログラムを通じて、環境に対する市民の意識が高まり、生物多様性への理解を深めることを狙っている。公園を中心にして、生物多様性の重要性を広く伝え、毎年の参加者を通して地域のネイチャーポジティブ活動を促進していくことが期待されている。また、この取り組みは、都市公園における新しい形の創造という側面を持ち、持続可能な社会の実現に寄与するものである。

実施主体とその理念


本プロジェクトは、一般社団法人関西イノベーションセンター(MUIC)および一般社団法人うめきたMMOなど、各種企業・団体の協力のもとに運営される。これにより、観光や環境、健康など様々なテーマを通じて社会課題の解決や新たなビジネス創出を目指すオープンイノベーションが進められる。

このように、うめきた公園の特色が生かされた生物多様性の保全活動は、単なる環境保全だけでなく、地域全体を巻き込んだ活動として、未来の大阪の魅力を高めていくことが期待される。


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会社情報

会社名
株式会社バイオーム
住所
京都府京都市下京区中堂寺南町134番地 ASTEMビル 8階
電話番号
075-432-7622

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