AWLとアジラが新たな業務提携を発表
2023年、AWL株式会社と株式会社アジラが協業を開始し、最先端のエッジAI映像解析技術を組み合わせることが発表されました。AWLは、画像認識分野において豊富な実績を持つスタートアップ企業であり、アジラは行動認識AIの開発に特化した企業です。この提携により、両社の得意技術を活かし、より高機能なエッジAIカメラソリューションを提供します。
経営の背景と目的
AWL株式会社は、エッジAI技術を活用することで、リアル空間を可視化し、企業の生産性向上を図ることを目指しています。特に、小売業界においてデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に寄与している実績があります。様々な業種に展開を広げており、ASEAN市場での成長も視野に入れています。
一方、アジラは行動認識AIを中心とした技術で、安心で快適な社会の実現を目指しています。特に、警備分野では「AI Security asilla」というシステムを提供しており、国内の様々な商業施設に展開しています。両社はそれぞれの強みを生かして協業することで、より価値の高いソリューションを提供することを狙いとしています。
提携の内容
この業務提携では、以下のような具体的な取り組みが予定されています。
1.
エッジAIカメラソリューションの共同開発
AWLの「AWLBOX」や「AWL Lite」などの製品と、アジラの「AI Security asilla」を連携させ、店舗運営に最適な新しいソリューションを共同で開発する予定です。
2.
新たな映像解析AIの技術革新
両社の技術を融合させ、独自の価値を創出することを目指します。特に、小売業と施設警備の両方での活用を見込んでいます。
3.
広範なソリューション販売
各社のパートナーシップを利用して、多様な業界向けのソリューションを展開します。すでに、国内外の市場へ営業活動を開始しています。
両社のコメント
AWLの代表取締役社長、北出宗治氏は「我々の技術がアジラの実績と結びつくことで、より優れたAIソリューションの提供が可能になると確信しています」とコメント。アジラの尾上剛氏も「双方の技術が進化することで、AIが日常の一部となる社会を目指していきます」と述べ、協業による大きな期待を寄せています。
今後の展望
両社の提携を通じて、エッジAI技術の活用がさらに加速することが期待されます。特に、リテール業界や施設警備市場において、労働力不足を補いながら、高効率な運営を可能にするソリューションが期待されています。今後の研究開発や市場展開にも注目が集まります。
AWL株式会社と株式会社アジラのこの提携が、AI技術の進化を促進し、社会全体の安全や生産性向上に貢献することが望まれます。