団塚唯我監督の新作『遠くへいきたいわ』がユーロスペースで緊急公開
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)が提供する文化庁委託事業「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2021」から、注目の監督・団塚唯我が生み出した作品『遠くへいきたいわ』の緊急公開が決定しました。公開日は11月22日(土)から28日(金)までで、場所はユーロスペースです。映画ファンはもちろん、映画制作に興味がある方もぜひ目を向けてほしい一作です。
新ビジュアルで作品の魅力が倍増
今回の上映に合わせて、団塚監督が自身で新たにビジュアルを制作しました。オリジナルのビジュアルよりも、作品の本質をより深く捉えたものとなっています。これにより、観客には一層強い印象を与えることでしょう。ビジュアルの変化は、作品の進化を象徴しています。
監督の飛躍の原点となる作品
団塚唯我監督にとって、長編デビュー作『見はらし世代』は『遠くへいきたいわ』を通じて制作プロダクション・シグロと出会ったことで実現しました。彼は、第78回カンヌ国際映画祭監督週間に日本人最年少で選出されるなど、注目を集めています。国内外の映画祭で作品が評価されている中、彼の飛躍はこの映画から始まったと言えるでしょう。
物語の核心
『遠くへいきたいわ』の物語は、39歳の竹内と21歳の紗良を中心に描かれています。アルバイト先での面接を通じて、竹内を見た紗良は驚きを隠せません。その帰り道、恋人の悠人から竹内の奇行を伝えられ、紗良は怒りをぶつけてしまいます。互いに失った母や娘の姿を見出しながら、彼らは逃避行の中で何を求めるのか。この作品は、彼らの心の葛藤や出会い、そして別れを描いた深い物語に仕上がっています。
京都での特別上映イベント
加えて、上映に併せて、『見はらし世代』の特別上映も行われます。この上映では、入場者先着でオリジナルステッカーがプレゼントされるキャンペーンも実施されるとのこと。先着順での配布となるため、参加を希望する方はぜひ早めの来場をおすすめします。
劇場情報と料金
上映はユーロスペースにて、11月22日(土)から28日(金)までの期間に行われます。具体的な日時は、初日の22日が17:40から、続く23日・24日は16:55から、25日から28日までは19:00からの上演となっています。料金は1,000円均一で、『見はらし世代』の半券を提示すると900円に割引されます。詳細はユーロスペースの公式サイトでご確認ください。
最後に
団塚唯我監督の新作『遠くへいきたいわ』は、ただの映画ではなく、一つの旅ともいえる作品です。この機会にぜひ、スクリーンでその魅力に触れてみてください。心の深いところに響くストーリーと、色彩豊かなビジュアルがあなたを待っています。映画の新時代を示す団塚監督の力作を、大スクリーンで体験してはいかがでしょうか。