ディープテックの新たな取り組み
日本のディープテック投資の未来が、UntroD Capital JapanとQBキャピタルによる画期的な連携によって変わろうとしています。この連携は、日本全国の大学や研究機関から生まれるスタートアップの創出と成長を加速させるために始まったものです。特に、ディープテックに特化したベンチャーキャピタル同士の協力は、初めての試みとなります。
量の拡大と質の向上
これまでの投資実績を見ると、UntroDとQBキャピタルは全国29都道府県にわたるディープテックスタートアップへの投資を行い、その70%以上が大学や研究機関発の企業となっています。両社の合計運用総額は約520億円に達し、地方発の企業を中心に成長支援を行っています。
地域の力を引き出す
今回の取り組みは地域に眠る優れた技術シーズを発掘し、東京一極集中を脱却することにもつながります。特に、九州を基盤にしたQBキャピタルが持つ地域エコシステムと、UntroDの全国的な育成基盤を結びつけることで、より多くのスタートアップが国際的な舞台に立てるようサポートが強化されます。
具体的な連携内容
この連携では、以下の4つの取り組みが実施される予定です:
1.
共同発掘活動:両社のキャピタリストが協力して、大学や研究機関の技術シーズを発掘していきます。
2.
ギャップファンド活動の共同推進:ギャップファンドの共同運営を通じ、事業化プロジェクトの支援を強化します。
3.
共同成長支援:シードステージの企業を対象に、経営支援や資金調達支援を行います。
4.
地域エコシステム構築:九州地区の支援体制を強化し、地域からの成長を促進します。
技術革新とビジネス支援
両社の意図は単に資金提供だけにとどまらず、ビジネス化のためのヒントやマーケットアプローチ、さらには規制対応など、多岐にわたる支援機能を提供することにあります。これまでの協力関係を基に、創業前から社会実装に向けた支援ができる体制が整いつつあるのです。
未来を見据えた日本の技術
最終的には、UntroDの社長、永田氏が語るように、未だ社会実装されていない優れた研究成果が全国には多く存在しており、適切な支援があればそれを活かしたスタートアップが次々と現れることが期待されています。これにより、日本のディープテック領域がこれまで以上に活性化し、国際的な競争力が向上することにも寄与するでしょう。
結論
UntroDとQBキャピタルの包括連携は、日本のスタートアップの未来を大きく変える可能性を秘めています。地方からグローバルへの道を開く新しいモデルの構築に向けた一歩として、今後の展開が非常に楽しみです。