実践的な避難支援を実現する泉大津市の取り組み
泉大津市では、災害時に特に配慮が必要とされる乳幼児および妊産婦の避難支援体制の強化を目指し、「乳幼児・妊産婦 避難所お泊り体験会」を2024年1月17日から18日にかけて開催します。このイベントは、平成7年の阪神・淡路大震災から31年を迎える日と同じ日に行われ、多くの教訓を次の災害に活かすことを目的としています。
乳幼児と妊産婦に特化した避難支援
昨今、福祉避難所の整備は高齢者や障がい者向けに進んでいますが、妊産婦や乳幼児の避難環境については未検証な部分が残っています。そのため、泉大津市は、こうしたニーズに応えられる福祉避難所の設置に取り組んでいるのです。特に、授乳のしやすさや、夜泣き対策など、妊産婦・乳幼児特有の課題に対して設計された環境が必要です。
体験会の進行とその内容
体験会では、実際の避難生活のシミュレーションが行われます。参加者には、まず避難時に必要とされる知識や実技を体験するブースが設置されており、液体ミルクでの授乳方法、災害時のオムツ交換、簡易トイレの使用方法など、実践的な避難技術を学ぶことができます。ナビゲート役として参加する助産師からの健康チェックも行われ、それに続いて赤ちゃん心臓マッサージの指導も予定されています。
想定外の課題と市の対応
初めての宿泊体験会では、参加者から「乳児を寝かしつけやすい場所が不足している」という意見が寄せられました。このように、実際に体験することで、机上ではわからない課題が明らかになることが多く、泉大津市はこれを速やかに改善に結びつける実行力を示しています。
今後の展望
この体験会を通して得られた反馈をもとに、泉大津市は避難所の機能を充実させ、妊産婦や乳幼児がより安心して避難できる環境を整備していく方針です。阪神・淡路大震災の教訓は決して風化させず、子育て支援と災害時の安全が両立する社会の実現を目指しています。今後も市と市民、企業が連携しながら継続的に体験を重ね、実効性のある避難体制を構築していくことになります。これにより、全ての家族が安心して避難できる未来を築くことが期待されます。
開催概要
- - 日時:令和8年1月17日(土)14時 ~ 1月18日(日)11時
- - 場所:関空泉大津ワシントンホテル
- - 参加者:市内妊産婦家族(15組)
- - 協力企業・団体:江崎グリコ、ピジョン、助産師会など
このように、泉大津市の取り組みは、地域住民への安全・安心な避難支援を目指した力強い一歩です。