東北電力とモーションの提携
2025-12-04 12:45:23

東北電力と株式会社モーションがEV普及で業務提携、脱炭素社会実現へ向けての一歩

東北電力と株式会社モーションが手を組む



最近、東北電力株式会社(本社:宮城県仙台市)と株式会社モーション(本社:東京都文京区)が業務提携を締結しました。この提携により、両社は東北の6県および新潟県において脱炭素社会の実現に向けたモビリティの電動化を進めていくこととなります。

具体的には、東北電力が提供するモビリティソリューションサービス「Harmmo(ハーモ)」と、株式会社モーションが展開する「OptievEVシフト支援サービス」を連携させる形で、企業や自治体の社用車の現有車両の稼働状況を分析し、EV車両への移行可能性や最適な車両選定、減車の提案を行います。

業務提携の背景



最近、脱炭素社会の実現へ向けて、企業や自治体において社用車や公用車の電動化が急務となっています。しかし、EV車両を導入するには、多くの課題があります。最適な車種や台数の選定、充電設備の配置、業務への影響、さらにはEVや充電器の運用に関するノウハウなどが求められます。これらの課題を解決するためには、現有車両の走行データを基にした客観的検討が不可欠です。

この業務提携により、東北電力は既存の電力事業で培った技術とノウハウを活かし、モーションはデータアナリティクスを駆使して、より効率的なEV導入計画を立てることができるようになります。両社は、これらのサービスを活用し、東北地域における電動車両の普及を加速させる狙いがあります。

提供されるサービス



この提携の下、提供されるサービスは主に3つです。

1. Harmmo ZERO(ハーモゼロ): 企業や自治体向けに初期費用0円で充電設備を設計・設置し、充電サービスを提供します。
2. Harmmo EVバス(ハーモEVバス): 大容量バッテリーと急速充電設備を備えたEVバスの導入提案を行います。
3. Harmmoサポート(ハーモサポート): 現有車両の稼働状況分析、EVへの切り替え、最適な車種の選定、減車可否の提案を行います。

このように、両社はそれぞれの強みを生かし、EV導入に際しての支援体制を構築していきます。この提携により、企業や自治体が抱えるEV導入に関する課題を解決し、より多くの事業者がEVへと移行することが期待されています。

今後の展開



今後、株式会社モーションは、データアナリティクス技術を駆使しつつ、「Optiev EVシフト支援サービス」や「Optiev Web Service」を活用して、充電スケジュールの最適化や運用に関わる課題解決に寄与していく方針です。また、多様なパートナー企業との連携を推進することで、顧客のEVシフトをより一層支援し、社会全体の脱炭素化を進めていく姿勢を示しています。

この業務提携は、今後のモビリティの在り方や電動車両の普及にかなりの影響を及ぼすことでしょう。特に、東北地域におけるEVの導入は、その地域性を活かした実証実験や、持続可能な地域づくりの起点になると期待されています。

このように、両社の提携は単なるビジネス以上の意味を持ち、地域社会全体の脱炭素化に貢献する重要な一歩といえるでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社モーション
住所
東京都文京区湯島3-10-7NOVビル4F
電話番号
03-5816-4801

トピックス(経済)

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