継承ジャパンファンドが山野鋼材の株式を譲受し新体制始動
2024年11月、ロングブラックパートナーズグループの子会社LBPI株式会社が運営する「継承ジャパンファンド」は、大阪府松原市に所在する山野鋼材株式会社の株式を譲受しました。この動きは、山野鋼材の経営基盤の強化を目的としています。
新体制の発足
株式譲受に続き、山野鋼材は経営陣の交代が行われ、縄田陽一氏が新たに代表取締役として就任しました。これにより、前代表の山野浩史氏が長年培った企業の成長と業界内での地位を引き継ぎつつ、新体制のもとさらなる飛躍を目指します。山野氏は特殊鋼に強みを持つ企業で、業界での競争力を保ちながら、顧客ニーズに応える製品とサービスの提供を継続することが期待されています。
縄田氏は、前任の山野氏が築き上げた実績を大切にし、山野鋼材のさらなる成長に尽力することを語っています。ロングブラックパートナーズグループも新経営体制の全面支援を行うことで、業績向上のバックアップを行います。
山野鋼材株式会社の概要
企業情報
山野鋼材は1936年に創業し、特殊鋼の分野に特化した商社としての地位を確立しています。特にSC鋼鈑に注力しており、硬化防止技術や販売先での即時加工能力に優れた鋸切断技術を持っています。このため、高品質な製品を迅速に提供できる供給体制も整っています。
継承ジャパンファンドについて
ファンド情報
- - 名称: 継承ジャパン投資事業有限責任組合
- - 運営会社: LBPI株式会社(ロングブラックパートナーズ㈱100%出資子会社)
- - 組合出資者: 中小企業基盤整備機構、地方銀行5行
- - ファンド総額: 36.5億円
- - 投資目的: 事業承継、成長支援
- - 設立日: 2020年11月
この資金は、地域の中小企業への投資を通じて事業承継を支援し、地域経済の発展に寄与することを目的としています。地域社会における優秀な事業を支えることで、持続可能な経営を展開する意義あるファンドです。
まとめ
継承ジャパンファンドの山野鋼材に対する投資は、地域経済の活性化に資する重要な一歩といえます。新しい体制のもと、経営基盤を一層強化し、さらなる発展が期待されることでしょう。これからの動向に注目が集まります。