GVA TECH株式会社は、AI契約書レビュー支援クラウド「GVA assist」に、下請法チェッカーを新たに搭載したことを発表しました。この機能は、下請法の適用を受ける取引において、法令に違反している箇所をスマートにチェックできるものです。
下請法、正式には下請代金支払遅延等防止法は、親事業者が下請事業者に対して優位な立場を乱用することを防ぐために制定された法律です。この法令は多くの企業に影響を与えるものであり、それに関連する契約では様々な点に留意する必要があります。今回のアップデートにより、GVA プレイブック内で下請法関連の契約のチェックが容易になり、法令遵守が促進されるのは大きな進展と言えるでしょう。
さらに、GVA TECHでは、共同研究開発契約書やライセンス契約書など、大学に関連した4つの新しいひな型を追加しました。これにより、大学や研究機関との連携における契約作成が一層スムーズになることが期待されています。
具体的には、共同研究開発契約書(大学編:大学・大学発ベンチャーモデル)、共同研究開発契約書(大学編:大学・事業会社モデル)、コンソーシアム契約書(大学編)、ライセンス契約書(大学発ベンチャー向け)などが新たに提供されます。これらのひな型を使用することで、大学との契約プロセスが簡素化されるでしょう。
さらに、GVA TECHでは、契約書のレビューに不慣れな方でも利用できるように、さまざまな学習コンテンツを公開しています。新しいリリースでは、契約書をレビューしながら、それに関連するコンテンツにアクセスできる機能を追加したので、実際の業務での学習も促されます。具体的には、労働者派遣や顧客紹介の契約書の解説が用意されています。
GVA assistの搭載機能は、ユーザーのニーズを反映し続けており、現在では1,501種類のひな型ダウンロードや317種類の契約類型レビューが可能です。130種類以上の契約類型には詳細なリスク解説も付いており、法務部門や弁護士にとって非常に役立つツールとなっています。
今後もGVA TECHは、ユーザーからのフィードバックを反映しながら、プロダクト開発を継続する方針です。企業法務担当者や弁護士がより効率的に、かつ的確に契約書レビューを行えるような支援を目指しています。GVA assistは、自社の契約書をGVA TECHが提供する理想のひな型と比較することで、条文の過不足を可視化し、その上で必要な修正を行い、ビジネスに即した契約書レビューを実現します。
また、条文検索機能や形式チェック機能を備え、契約書レビューの業務負担を軽減するためのさまざまな機能を提供しています。GVA TECHは、今後も革新的なリーガルテックサービスを展開し、企業の法務業務に貢献していくことでしょう。
GVA TECH会社概要
- - 会社名: GVA TECH株式会社
- - 代表取締役: 山本 俊
- - 本社所在地: 東京都渋谷区代々木3-37-5 2F
- - 設立日: 2017年1月4日
- - 資本金: 999百万円(資本準備金含む)
- - 事業内容: リーガルテックサービス開発・提供
- - URL: GVA TECH