東京ドームホテル、記念ワイン「Vingt cinq」誕生！魅力溢れる35年の歴史

東京ドームホテル、オリジナルワイン誕生の裏側

東京ドームホテルが2025年6月1日に開業25周年を迎えるのを機に、初のオリジナルワイン「Vingt cinq（ヴァンサンク）」を発売します。このワインは、長野県塩尻市にある「Domaine KOSEI（ドメーヌ・コーセイ）」との協力によって生まれた特別な一本です。ここでは、その製造過程や魅力をご紹介します。

ワイン製造の背景

東京ドームホテルはお客様に独自の体験を提供したいと考え、この記念すべき年に自身のワインを製造することを決定しました。その結果、現地の熟練したワイナリーの協力を得ることとなります。特に注目すべきは、Domaine KOSEIが日本で初めて「プリムール」販売を行っていること。これは、新たに樽で育成されているワインを瓶詰め前に販売するという、新鮮なワイン体験を提供する仕組みです。

メルロ100%の特別なワイン

「Vingt cinq」は、長野県塩尻市片丘地区で育てられたメルロ100%のワインです。この地域はブドウ栽培に非常に適しており、特にメルロの品質が高いことで知られています。醸造は、ワイナリーの醸造家、味村興成氏によって行われました。氏は日本ワイン界で長年の経験を持ち、多くの銘醸ワインを手掛けてきました。彼の手によって、ワインは「酸味」と「果実味」にこだわり、洗練された味わいに仕上がっています。

育成と選定の過程

東京ドームホテルのソムリエたちは、塩尻市に赴き、ブドウの収穫作業を手伝いました。収穫されたブドウは丁寧に選別され、樽での育成が始まります。この過程で何度もテイスティングが行われ、最良の樽が選ばれました。特に2023年のプリムールワインは、2024年9月に厳選された2つの樽から生まれ、2025年春にボトリングされました。