妊産婦メンタルヘルスサポートの新時代
株式会社マイシェルパは、妊産婦のメンタルヘルスケアを支援する新しいサービスを、地域の自治体向けに提供し始めました。このサービスは、国が推進する妊婦等包括相談支援事業の一環として位置づけられ、地域の出産・子育て支援の強化に寄与することを目的としています。
サービスの特徴
1. 妊産婦の心のケアを切れ目なく提供
本サービスは、不妊や不育の悩みを抱える方々を対象に、妊娠期から出産後1年以内まで、心理的なサポートを連続的に提供します。この切れ目のない支援が、心の安定に資することを目指しています。
2. 相談体制の強化
「こども家庭センター」などの自治体窓口において、マイシェルパの専門的なオンラインカウンセリングが利用できることで、職員の負担を軽減し、質の高い相談サービスを実現します。これにより、妊産婦たちが抱える悩みを専門家による適切な支援で解決しやすくなります。
3. アクセス性の向上
オンラインカウンセリングの仕組みによって、時間や場所に依存せずに相談が可能となります。これにより、相談機会が均等に提供され、見えにくい課題にも対応できるようになります。
専門性重視の支援体制
マイシェルパでは、医学博士や精神科専門医が監修する形で、すべてのカウンセリングを臨床心理士や公認心理師が担当します。専門的な視点からのカウンセリングにより、利用者の満足度が高まることが期待されます。
実際の取り組みと成果
埼玉県上尾市では、2023年9月から妊娠中や産後の女性が気軽に利用できるオンラインカウンセリングを導入しました。これにより、利用者のうつ症状が改善されるケースも多く見られ、定量的なデータによりその効果が証明されています。特に、初回のカウンセリング時には中程度だったうつ症状が、3回目のカウンセリングを経て軽度にまで改善された事例もあります。
議員向け勉強会の実施
妊産婦メンタルヘルスケア支援サービスの導入を進めるにあたり、マイシェルパでは地域の議員向けに勉強会を開催しています。これによって、より多くの自治体にこの支援が広がることを期待しています。
まとめ
マイシェルパの妊産婦メンタルヘルスケア支援サービスは、妊娠から出産、育児にかけての心理的サポートを包括的に提供することで、地域の自治体の支援体制を強化し、妊産婦たちが心地よい環境の中で出産と子育てを迎えられることを目指しています。今後の広がりに大いに期待が寄せられています。