高齢者支援の新たな潮流 "comuoon mobile Lite"
日本は現在、人口の高齢化が進行中であり、それに伴って難聴を抱える高齢者の数も増加傾向にあります。このような状況に直面し、コミュニケーションにおける課題が顕在化している中で、
ユニバーサル・サウンドデザイン株式会社は、新しい対話型支援機器「
comuoon mobile Lite」を発表しました。発売日は2019年10月22日。これにより、高齢者や難聴者が快適にコミュニケーションを取れる環境が整うことが期待されています。
難聴者のコミュニケーション改善
メディアで取り上げられることが多い高齢化ですが、実際に高齢者が抱える問題といえば、身体機能の低下に加え、聴覚の障害も重大です。医療機関や介護施設では、”聴こえない”ことが原因でキャッチボールのような自然な会話が成立せず、誤解が生じることもしばしばです。そこで登場したのが「comuoon」シリーズの新モデルです。
この製品は音声を聞きやすく変換する卓上型支援機器で、2013年12月の初登場以来、全国4600以上の施設で利用されてきました。特に、会話支援の先進性が評価され、グッドデザイン賞を受賞しています。
新モデルの特徴
「comuoon mobile Lite」は、これまでのモデルの優れたデザイン性や操作性を引き継ぎつつ、利用者の声を基にさらに進化しています。特に注目すべきは、スマートフォン用のモバイルバッテリーにも対応する点。これにより、どこでも気軽に使用できる利便性が備わっています。この製品は、厚生労働省が推進する「介護ロボット導入支援事業補助金」の対象としても認定されており、介護現場の負担軽減に寄与できることが期待されています。
仕様の紹介
新モデル「comuoon mobile Lite」の主な仕様は以下の通りです:
- - 型式: USD-CSS60ML
- - 入力電源: DC5V
- - スピーカー: フラットスピーカー(φ 60㎜)
- - 音声入力: 有線マイク
- - 外形寸法: 94x94x125 mm
- - 質量: 350g(ケーブル含まず)
聴こえの改善に向けて
「comuoon」シリーズは、単に聴こえを支援するだけではなく、コミュニケーション全体の質を改善することに意義があります。音声の明瞭度を重視し、難聴者に配慮した設計が成されているため、従来の補聴器の枠を超えて、音が聞きやすくなる仕組みを提供しています。過去の学会でも、聴覚リハビリの新たな展望が示され、専門家からも高い評価を受けてきました。
ユニバーサル・サウンドデザインは「comuoon」シリーズを通じて、聴こえに関わる社会的課題を解決し、より良いコミュニケーション環境を実現することを目指しています。ユーザーとの対話を大切にしながら、さらなる製品の開発にも取り組む姿勢は、今後の展開が楽しみです。
まとめ
高齢者のコミュニケーション支援機器「comuoon mobile Lite」をぜひ試してみてください。新たな聴こえの体験が、あなたの生活を明るく照らすことでしょう。