子どもたちを守るための情報リテラシー教材
このたび、株式会社朝日新聞社と株式会社朝日学生新聞社は、Googleの協賛を受けて、子どもたちを偽情報や誤情報から守るための新しい情報リテラシー教材を開発しました。急速に変化する情報社会において、子どもたちが正しい情報を見分けるスキルを身につけることは、これからの時代において非常に重要です。
なぜ情報リテラシーが必要か。
特に、SNSの発展や生成AIの急速な進化により、子どもたちがインターネット上で目にする情報の中には、真偽が不明確なものが多く存在します。そのため、彼らには情報を適切に判断する力が求められます。この目的のために、私たちは特に小学生を対象とした教材を無償で提供することを決定しました。発行される教材は、全国の小学校に向けて10万部の配布が行われる予定で、7月初旬に到着する予定です。
教材の内容と特徴
教材はB5サイズの冊子で、全16ページ。子どもたちに人気の「科学探偵 謎野真実」シリーズのキャラクターがストーリーに登場します。主人公たちは、届いた謎のメールに振り回されながら、偽情報の背景やそれがどのように広まるのか、さらに、偽情報を見破るための方法を学ぶことになります。このストーリーを通じて、子どもたちは主体的に学びやすい環境が提供されています。
また、この教材は国際大学の山口真一准教授によって監修されており、信頼性の高い知識が盛り込まれています。さらに、教職員向けの別冊も提供され、授業の進め方や偽情報についての背景知識が学べる設計となっています。
お申し込み方法
教材の申し込みは、特設フォームから行うことができます。申し込み期限は5月30日(金)の23:59まで。小学校4~6年生以外の学年でも申し込みが可能ですが、PTAや個人からの申し込みは受け付けていないため、必ず学校の教諭を通じてお申し込みください。
必要な情報は、学校名、郵便番号、住所、申し込み担当の教員の氏名、電話番号、メールアドレス、希望部数(最大1000部、50部単位)です。フィードバックや質問がある場合は、朝日学生新聞社内の偽誤情報学習教材受付係にメールを送ることができます。引き続き、子どもたちの健全な情報判断力の育成に貢献するために、私たちは努力していきます。若い世代が未来の情報をしっかりと見極められる力を身につける手助けをして、彼ら自身が社会の担い手として成長することが期待されます。