ニールセン・メディアが新たに発足した日本マーケティング・ミックス・コンソーシアムとは
ニールセン・メディアが設立した日本マーケティング・ミックス・コンソーシアムの目的
2020年12月2日、東京でニールセン・メディアが新たに「日本マーケティング・ミックス・コンソーシアム(MMC)」を設立しました。このコンソーシアムは、ニールセン・メディア、Facebook、Googleの三社が協力し、マーケティング・ミックス・モデリング(MMM)の認知を高めることを目指しています。特に、広告主がマーケティングのKPIを達成するための有効なツールとしてMMMを普及させることが重要な目的です。
MMMは、過去25年以上の実績を誇り、特に海外では幅広く導入されています。データに基づくマーケティング戦略の重要性が高まる中、特にコロナ禍におけるマーケティング投資の費用対効果を最大化するための手段として注目されています。これは、日本市場においてもMMMがますます重要になることを意味しています。
コンソーシアムの役割と展望
日本マーケティング・ミックス・コンソーシアムは、シンクタンクとしての役割を担い、MMMの適切な理解と活用を促進する情報を発信する予定です。これにより、広告主がMMMを利用してマーケティング戦略を強化し、効果的なプランニングに繋げられることが期待されています。
ニールセン・メディア・ジャパンの代表である逢坂氏は、「消費者行動やマーケティング戦略が変化する中で、モニタリングと有効性の把握が重要である」と強調し、企業が自信を持ってマーケティングプランを手掛けられるよう取り組むと述べています。
また、GoogleはMMMのアウトプットの精度を高めるためのパートナーとして、粒度の高いデータを提供することを約束しています。これにより、広告主はMMMを介してより効果的なマーケティング活動を展開できるようになります。
Facebookの担当者のコメント
Facebookのマーケティングサイエンス担当のジョージス・マオ氏は、MMMがマーケティング及びメディアにおける投資判断の指針となることを確認しました。彼は、広告主がデータを活用し、より効率的なメディアやマーケティングプランを構築できるよう支援していることを示しています。これにより、広告主は重要なビジネス成果を向上させることが可能になると確信を持っています。
日本市場におけるMMMの重要性
MMMの普及は、日本市場におけるマーケティングの質を向上させるだけでなく、広告主がデータを活用する上での理解を深めることにも繋がります。コロナ渦での変化に適応するためには、MMMの活用は必須と言えるでしょう。これからの広告市場において、ニールセン・メディアが提供する情報やデータは、重要な資源となることでしょう。
日本マーケティング・ミックス・コンソーシアムは、今後も新たな成果を挙げるために活動を続けていく予定であり、その動向が期待されます。
会社情報
- 会社名
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ニールセン・メディア・ジャパン合同会社
- 住所
- 東京都港区赤坂2-17-7赤坂溜池タワー11階
- 電話番号
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03-6628-6590