AIを活用した再生可能エネルギーの運用革命が始まる

AIを活用した再生可能エネルギー運用の協業

アール・エス・アセットマネジメント株式会社（以下、RSAM）と株式会社Sustech（以下、Sustech）が、革新的なAI電力運用プラットフォーム「ELIC」を導入し、再生可能エネルギー設備での協働実証を開始することに合意しました。これは、再生可能エネルギーの最適運用を目指した重要な一歩であり、両社の技術を組み合わせることで、今後のエネルギー社会に多大な影響を与えることが期待されています。

■協業の背景と目的

近年、再生可能エネルギーの導入が急速に進展する中で、FIT制度から市場連動型のFIPへとシフトが進んでいます。この変化により、発電所の運用においては出力抑制や価格変動リスクへの対策が重要な課題となっています。また、系統の安定化や脱炭素化の観点から、蓄電池の導入とその効率的な運用がますます求められるようになっています。

このような現状に対して、Sustechが開発した「ELIC」は、最高水準のAI技術を活用し、非FITの再生可能エネルギー源や蓄電池を効率的に運用できる強力なプラットフォームです。発電量や市場価格の高精度な予測、複数市場を横断する最適制御、情報連携までを一貫してサポートします。このプラットフォームの導入により、RSAMとSustechはそれぞれの専門技術を結集し、再生可能エネルギー発電所の収益性を向上させるための共同事業を展開することになります。

■両社の概要

アール・エス・アセットマネジメント株式会社

RSAMは、「安全かつ安定した電力供給への貢献」を理念に掲げ、太陽光発電を中心とした再生可能エネルギー事業を展開しています。現在、全国に約145ヵ所の発電所を管理・運営し、合計設備容量は1.5GWに達しています。RSAMは、多様な発電所の管理運営を通じて、持続可能なエネルギー供給の実現に貢献しています。
代表取締役：平林裕二
設立：2013年3月
公式HP

株式会社Sustech

Sustechは「テクノロジーを活用し、企業と社会のGXに貢献する」という理念のもと、脱炭素化支援プラットフォーム「CARBONIX」や分散型電力運用プラットフォーム「ELIC」を展開しています。これにより、企業のカーボンニュートラル化を推進することを目指しています。
代表取締役：丹野裕介・飯田祐一郎
設立：2021年6月
公式HP