サウジアラビア王国館、持続可能な海の記念式典を開催
2025年に予定される大阪・関西万博で、サウジアラビア王国館が「持続可能な海」にフォーカスした式典を開催しました。式典では、キング・アブドラ科学技術大学(KAUST)、琉球大学、関西大学、そして株式会社サンクスラボの代表者たちが集結し、3Dプリントで作られたサンゴの引き渡しが行われました。
3Dプリントサンゴの意義
このプロジェクトは、KAUST主導の先駆的な試みであり、海洋保護の重要性を訴えています。式典では、沖縄・与論島に300個のサンゴが植えられることが発表され、環境への取り組みを強調しました。特に、これらのサンゴは、万博期間中にサウジアラビア王国館内に設置され、最後に日本へ贈呈されます。
EXPO INNOVATION AWARD受賞
この取り組みは、技術革新部門で第1回「EXPO INNOVATION AWARD」を受賞したことからも評価されています。KAUSTは、このプロジェクトによって2件の特許を取得し、その革新性と効果が認められました。サウジアラビアの持続可能性へのコミットメントは、国際的にも注目されています。
意義深い式典およびメッセージ
式典は、駐日サウジアラビア大使のガージィ・ファイサル・ビンザグル博士が主催し、同大使は「この特別な機会は、両国間の永続的な友好と協力の象徴である」と述べ、国際協力の重要性を強調しました。彼の言葉は、気候変動や海洋環境問題への取り組みが国際的な連携によって可能であることを示しています。
サウジアラビア王国館の魅力
万博の閉幕を目前に控え、サウジアラビア王国館では、文化や芸術をテーマにした多彩なパフォーマンスが展開されています。「Ahlan Wa Sahlan」や「We Are Saudi Arabia」、AR体験ができる「The Botanist」など、来場者は日本では味わえないサウジアラビアの文化を体験することができます。
また、没入型の展示室やギャラリーでは「進化する都市」や「無限の人間の可能性」といったテーマを通じて、サウジアラビアの未来と影響力について考える機会が提供されています。
公式情報
式典や展示に関する詳細情報は、以下の公式サイトやSNSから確認できます。
全国の来場者が楽しむ中、サウジアラビア王国の未来に向けたビジョンが広がっています。