帰省時にやらされることTOP10、男女500人の実態調査結果から見える本音
帰省は久しぶりに家族に会える貴重な時間ですが、同時に多くの人がやらされることに直面します。株式会社AlbaLinkが実施した「帰省するとやらされることに関する意識調査」では、500人の男女が自らの体験を元に実態を語りました。ここでは、帰省時に多くの人がやらされることのTOP10を紹介し、それに対する本音や感情も掘り下げてみます。
調査概要
- - 調査対象:全国の男女500人
- - 調査期間:2025年7月26日~27日
- - 調査方法:インターネットによる任意回答
1位:家の掃除
最も多くの人が帰省時にやらされることは「家の掃除」。調査結果によれば、22.2%がこの作業を挙げています。帰省して帰ってきた子どもたちに対して、親が掃除を依頼する理由は、体力の低下や高所での作業が困難になっているためです。「自分の部屋くらいは掃除してほしい」と言われるうちに、他の部屋まで手伝わされることが多いようです。特に若い世代や男性は重い物を運ぶ掃除を任されやすい傾向にあります。
2位:食事の準備
次に多いのが「食事の準備」です。15.8%の人が、帰省時にまず依頼される内容として挙げました。特に年末年始やお盆では、兄弟姉妹が揃うことも多く、みんなで手分けして料理をすることが多いようです。家族全員分を作るとなると大変ですから、人数の多さを考慮して手伝うことが自然になっていきます。
3位:スマホの使い方を教える
次に多かったのは「スマホの使い方を教える」こと。親や祖父母にとってスマホは馴染みが薄く、操作をサポートすることが必要とされています。これに対して、実際に若い世代が手取り足取り教えている様子が見受けられます。
4位:庭の手入れ
我が家の庭や周辺の掃除を求められることもあります。夏場では草むしりや花壇の手入れなどが特に多く、世代ごとに求められる役割が変わります。親が高齢になっている場合、草むしりなどの重労働を子どもに頼むことが精神的にも楽になります。
5位:家の整理整頓
帰省のたびに求められるのが、「家の整理整頓」。特に実家にある自分の部屋の整理整頓は欠かせない作業のようです。多くの人が「捨てるべきか残すべきか悩む」といった感情を抱いていることもわかりました。
6位:買い物の付き添い
「買い物の付き添い」もよくやらされる一つ。親が運転できないことから、子どもが買い物の手伝いをすることもしばしばです。特に重い荷物を持つ必要がある際には、子どもたちの助けが欠かせません。
7位:皿洗い
帰省時には皿洗いなど食事後の後片付けを担当することも多いようです。特に女性から多くの声が寄せられ、家庭内の役割分担に不満を感じることもあります。「なぜ私だけが皿洗いなのか」と感じる声がいくつもありました。
8位:洗濯の手伝い
宿泊した際には、「自分の洗濯物」の他に、実家の洗濯物を手伝うこともあります。これは日本文化の中で自分の分も含めて当たり前のことといった印象を受けるようです。
9位:お墓参り
お墓参りも帰省時の重要な行事の一つです。特にお盆には、お墓にお参りや手入れを念入りに行うことが多く、これも家族の意向として受け入れられています。
10位:お墓の手入れ
お墓参りと共に従事するのが、お墓の手入れです。こちらは特に労労動となることも多いため、高齢化が進む家族にとっては負担が大きい作業です。
本音のまとめ
今回の調査からは、帰省することでやらされることへの本音が明らかになりました。「面倒だと思う」と感じる人が27.4%と最も多い結果に対し、義務感を持ちながらも家族に貢献したいという感情が見受けられました。家事や手伝いをすることに対しては、確かに面倒だと思う部分がある一方で、感謝されることにやりがいを感じる声も多くありました。
最後に
実家での帰省は、親と子どもともに曖昧な部分も多く、実際の手伝いや依頼において役割をきちんと分担することができれば、帰省の時間をもっと楽しいものに変えることができるかもしれません。家族のコミュニケーションも大切ですので、みんなで楽しく過ごせる工夫を考えるのも素敵なアイデアですね。
関連リンク
調査結果の詳細は、
こちらで確認できます。
この調査は、親孝行の機会を持つためにも、また家族の絆を深めるためにも、貴重なデータです。帰省時には、ぜひお互いに感謝の気持ちを持って過ごしたいものです。