奈良の革靴産業を支える7社が共同開催する靴 EXPO

日本有数の革靴の産地として名を馳せる奈良県。特に大和郡山市では、数多くの革靴メーカーが集結しており、品質の高い革靴が生産されています。このたび、地元の7社が共同で展開する革靴ブランド「KOTOKA」による特別なイベント「靴 EXPO」が、2023年10月24日から27日までの間、イオンモール大和郡山で開催されることが決定しました。

KOTOKAとは

「KOTOKA（コトカ）」は、日本独特の美意識と素材の味わいを大切にしたユニークな革靴を生み出すブランドです。このブランドは、地元の7つの革靴メーカーが協力し、共同で運営されています。参加企業は、オリエンタルシューズ株式会社、北嶋製靴工業所、シャミー株式会社、株式会社セランド、出原製靴（エンパイヤシューズ）、株式会社トローベルシューズ、東浦秀次商店の7社です。それぞれの技術と伝統が結集し、選りすぐりの革靴をお届けしています。

靴 EXPOの魅力

靴 EXPOでは、KOTOKAを始めとする7社が手掛ける革靴や革小物が並びます。訪れる人々は、革靴メーカーのこだわりや製品の魅力を直接感じることができます。このイベントは、地元の皆さんとの交流の場ともなっており、手に取って試着することで、靴の履き心地やデザインの良さを実感することができます。

新たな挑戦「奈良木型」の開発

また、このイベントに合わせて特筆すべきは、新たに開発された「奈良木型」です。この木型は、近年変化してきた日本人の足形に基づいて設計されており、共同で開発した結果、複数社が同一の木型を使用した靴を販売することに成功しました。これにより、より多くの人にフィットする靴を提供できるようになっています。参加メーカーは、この取り組みを通じて、靴に対する理解を深める機会を持つと同時に、業界の枠を超えた革新的な試みに挑戦しています。