亀田製菓とカルビー、幼児の食べる力の発達を探求する共同研究
亀田製菓株式会社とカルビー株式会社は、和洋女子大学と協力し、1~2歳の幼児の「食べる力」の発達についての共同研究を行いました。この研究は、幼児が食品の形や硬さに応じて食べ方を変化させることを明らかにするもので、特に幼児の食事に関連する重要な知見を提供しています。
共同研究の背景
お菓子は子どもから大人まで愛されている食品ですが、特に幼児期には離乳食から幼児食へと移行する過程で、どのように食べるかの能力が発達します。亀田製菓とカルビーは、幼児向けのスナック菓子や米菓の業界で長年培ってきた知見を活かし、2025年から「お菓子ならではのワクワク」を共に創造するプロジェクトをスタートさせました。
研究の詳細
本研究は、千葉市内の保育園に通う1~2歳の幼児約30名を対象に、観察とビデオ撮影を用いて実施されました。観察の結果、幼児はお菓子の形状に応じて、持ち方や食べ方を調整していることが分かりました。
研究結果の概要
- - 形状と持ち方: 多くの幼児は片手でお菓子を持ち、親指と数本の指でつまんで口に運ぶ様子が観察されました。お菓子を見ながら、意識的に食べていることが確認されています。
- - 硬さに対する適応: 幼児はお菓子の硬さに応じて咀嚼方法を調整し、噛む回数や食べ方に変化が見られました。
- - 個人差のある食べ方: すべての幼児が安全にお菓子を摂取できる一方で、食べ方には個人差があり、噛む力や一口量も異なることが明らかになりました。
研究を実施した専門家の見解
亀田製菓の研究所所長・伊藤彰氏は、「日本特有の米菓のバリエーションが幼児の食べる楽しさを体験させる」と述べ、今後もこの類の研究を推進する意義を強調しました。
一方、カルビーの中野真衣氏は、幼児向けのスナック菓子の開発において柳沢名誉教授との共同研究を通じて得た知見を基に、今後の製品開発を進める考えを示しました。
今後への期待
研究において得られた知見は、1~2歳の幼児の食事に関する理解を深め、健全な食習慣を育てるために重要な基盤となります。両社は、今後も協力し、幼児の発達段階に合った食品開発や、食事に対する配慮を行っていくことを約束しています。
結論
亀田製菓とカルビーの共同研究は、幼児の「食べる力」の発達に関する新たな知見を提供し、食品業界が幼児向け商品をより良くするための重要な一歩となることでしょう。これからの展開に期待が寄せられます。