新しい無停電電源装置YSB-Tシリーズが登場
株式会社YAMABISHI(東京都大田区)が、新型の長時間バックアップ対応無停電電源装置(UPS)「YSB-Tシリーズ」を開発しました。このモデルは特に医療施設や研究施設、オフィスにおいて、フリーザやサーバー設備を停電から守るための機能が充実しています。
省スペース化とデザインの改善
新たに導入されたYSB-Tシリーズは、筐体構造の改良により、従来モデルに比べてその体積を約36%削減しました。この改修により、ユーザーはデバイスを設置する際により多くの自由度を享受できます。従来はスリムタイプとキャスタータイプが存在しましたが、これらの利点を融合させて、1つのキャスタータイプに集約されました。これにより、購入の選択肢が少なくなった分、ユーザーは簡単にこの装置を利用できるようになります。
高まるメンテナンス性とユーザビリティ
新モデルで特筆すべき点の一つは、メンテナンスの利便性です。従来モデルではメンテナンス時に接続されている負荷設備を停止する必要がありましたが、YSB-Tシリーズでは保守バイパス回路を組み込むことにより、実行時も負荷を停止せずにメンテナンスが可能となりました。また、荷重設備を柔軟に接続できるように、装置出力部には端子台とコンセントが設置されています。
専用アプリで運用の効率化
YSB-Tシリーズにはもちろん、専用アプリと連携する機能も搭載されています。LANインターフェイスを備えているため、構内LANに簡単に接続することが可能です。このアプリを使用することで、構内のPCから装置の稼働状態を確認でき、停電や異常状態が発生した際には通知を受信することもできます。
基本仕様
YSB-Tシリーズの基本的な仕様は以下の通りです:
- - 定格出力容量:5kVA / 4kW
- - 定格電圧:単相2線 100V
- - 定格電流:50A
- - 蓄電池種別:小型制御弁式鉛蓄電池
- - 蓄電池期待寿命:10年
- - 蓄電池容量:8.21kWh(蓄電池盤の増設により32.84kWhまで拡張可能)
- - 外形寸法:幅685mm × 奥行420mm × 高さ960mm
- - 質量:約390kg
この優れた装置は、2024年9月からの発売を予定しています。YAMABISHIはこの新モデルによって、電源装置の提供を通じてエネルギー利用の最適化や災害への対応力を強化し、より安全で持続可能な社会の実現に寄与していく方針です。
お問い合わせ先
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今後もYAMABISHIは、業界のニーズに応じた革新的な技術の開発に力を入れ、持続可能な未来のために尽力してまいります。