大学と玉野市の取り組み
2025-11-02 01:20:22

岡山大学が玉野市と連携し観光客向けアンケート回収率の向上に挑戦

岡山大学と玉野市の新たな観光プロジェクト



岡山大学(本部:岡山市北区)は、産学官連携プラットフォーム「おかやまデジタルイノベーション創出プラットフォーム(OI-Start)」を通じて、玉野市との協力による観光客向けのアンケート回収率向上プロジェクトを立ち上げました。最近、訪問者アンケートの回収率が低いことが問題視されていた玉野市。そこで、地域の特性を生かしながら、一層多くの観光客に参加してもらう仕組みを創出することを目指しています。

このプロジェクトは、5月に行われたOI-Start主催のオープンイノベーションイベント「Match Up vol.3」での出会いをきっかけにスタート。イベントに参加した石塚王子ペーパーパッケージング株式会社の新商品『パックポン』が玉野市のアーティストによってデザインされ、アンケート回答者へのノベルティとして用意されます。『パックポン』は牛乳パックを再利用した環境に優しいパッケージです。

新しい仕組みの導入



このプロジェクトでは、アンケートにタブレットで回答・送信すると、コインが自動的に発行され、参加者はトイカプセルマシンを操作できる仕組みが取り入れられました。これにより、アンケート回答者は単に意見を提供するだけでなく、楽しみながら参加できることが期待されています。この斬新なアイデアは、OI-Startの会員である岡山大学発ベンチャー、株式会社MOSAdemyの技術によって実現されました。

トイカプセルマシンは観光客がよく訪れる宇野駅に設置されており、夏の会期時に比べてアンケートの回答数が著しく増加しました。この結果は、大学、地域、企業、学生ベンチャーが一体となったコラボレーションの成果であり、地域活性化の一助となっています。

環境負荷の見える化



また、『パックポン』のカーボンフットプリント(CFP)算定支援は、岡山大学の社会文化科学学域に所属する天王寺谷達将准教授の研究室が担当しています。この取り組みは、地域産業のイノベーションと環境負荷の可視化を結びつける新たなモデルとして高く評価されています。

セレンディピティからの価値創造



このプロジェクトは、OI-Startを通じて大学、行政、企業、学生ベンチャー間の出会いが偶然の価値創造を生み出した好例です。岡山大学は今後もこのような“小さなイノベーション”の連鎖を通じ、地域情勢の課題解決と新たな価値創出にコミットしていく考えです。

皆様もぜひ、岡山大学と玉野市の新たなチャレンジにご注目ください。


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会社情報

会社名
国立大学法人岡山大学
住所
岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス本部棟
電話番号
086-252-1111

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