本牧物流センター(西)がスタートを切る
2023年12月15日、横浜市中区に新たに建設されるマルチテナント型物流施設「(仮称)本牧物流センター(西)」の地鎮祭が行われました。このプロジェクトは、ラサール不動産投資顧問株式会社と東急不動産株式会社による共同開発で、2026年の着工が予定されています。
アクセスと立地の魅力
この物流センターは、人口が集中する横浜市中心部へのアクセスが非常に良好で、首都高速湾岸線「本牧ふ頭IC」からも約2.7kmの距離に位置します。東京中心部や羽田空港への迅速なアクセスも嬉しいポイントです。さらに、工業専用地域に立地しているため、24時間稼働が可能で、国際貿易港である本牧ふ頭に隣接していることから、コンテナターミナルとの一体運用もしやすくなっています。
様々なニーズに対応した施設設計
本施設は、1階から5階にわたる各階にアクセス可能なランプウェイを2基設置し、最小分割面積は約770坪から、最大でワンフロア約13,000坪と多様なニーズに応える設計がなされています。特筆すべきは、1階に可変温度仕様の冷凍冷蔵設備が導入され、2階から5階には作業用の空調設備が整備されることです。この設備によって、入居テナントは初期コストを抑えながら快適に作業を行うことができるでしょう。
高度な防災性能
本牧物流センター(西)では、揺れに強い制振構造を採用しており、地震時の揺れを大幅に低減することができます。また、基礎の高い位置にインフラ設備を配置することで洪水や高潮のリスクにも備えています。さらに、72時間稼働可能な非常用発電機も設置され、災害時でも事業継続が可能な高い防災性能を持っています。
環境への配慮
環境面では、自然冷媒を使った冷凍冷蔵設備や省エネルギー型LED照明を導入し、持続可能な施設設計が求められています。建築環境総合性能評価システムCASBEEでは「Sランク」を、建築物省エネルギー性能表示制度BELSでは「ZEB Ready」を取得する見込みで、エコフレンドリーな施設を目指しています。
未来の物流を支える拠点
現在、物流はますます重要なインフラとして認識されています。交通利便性に優れた立地にある本牧物流センター(西)は、近代的な物流施設として、企業のニーズに柔軟に応えることで地域の発展にも寄与するでしょう。ラサール不動産投資顧問と東急不動産は、今後も様々な企業の戦略的物流拠点としての役割を果たすべく、積極的に開発を進めていく方針です。
施設概要
- - 施設名: (仮称)本牧物流センター(西)
- - 所在地: 神奈川県横浜市中区錦町38番8
- - 敷地面積: 約34,347坪
- - 延床面積: 約78,201坪(本体建物)
- - 用途: マルチテナント型物流施設
- - 着工予定: 2026年1月5日
- - 竣工予定: 2028年2月29日
新たな物流ネットワークの中心地として、横浜市の発展を支える本牧物流センター(西)。その動向から目が離せません!