小林幸子さんが東京製鉄のCSuOに就任
国内最大の電炉鉄鋼メーカー、東京製鉄株式会社が新たに小林幸子さんをチーフ・サステナビリティ・オフィサー(CSuO)に任命し、環境意識を高める新たな取り組みを開始しました。このニュースは、歌手である小林さんが持つ強い影響力と、東京製鉄の低CO₂鋼材「ほぼゼロ」のPR活動が結びついたことを意味します。
東京製鉄は、2024年7月から提供開始予定の「ほぼゼロ」を通じて、鉄鋼製造過程でのCO₂排出を限りなくゼロに近づけることを目指しています。小林幸子さんの起用は、彼女が持つ「ラスボス」としてのキャラクターと、同社が取り組む脱炭素社会への道筋を表現するものです。
二つの交通広告
新しい広告キャンペーンでは、「鉄のメガ進化篇」と「脱炭素と鉄のデュエット篇」の2種類が展開されます。どちらの広告でも小林幸子さんが主役となり、力強いメッセージを発信します。
「鉄のメガ進化篇」では、低CO₂鋼材「ほぼゼロ」を小林さんが力強くアピールしています。グリーンを基調とした衣装を身にまとい、ロゴを手にした姿が、地球に優しい商材のイメージを強く印象づけています。これは、脱炭素社会の形成を目指す東京製鉄の意図を的確に表現したものです。
一方で「脱炭素と鉄のデュエット篇」では、小林さんが東京製鉄の社員とデュエットをする構成となっており、質問を交わす形で観客にメッセージを届けるスタイルが特徴です。広告を通じて、顧客には企業の取り組みや目指す未来を感じ取ってもらうことを狙っています。
広告掲載情報
この交通広告は、東京駅をはじめとする東海道・山陽新幹線の主要駅にて掲出予定で、2025年4月1日から5月4日までの間に展開されます。主な掲出場所には名古屋駅、京都駅、新大阪駅などがあります。また、東京駅八重洲中央ビジョンや新幹線内でのポスターも計画されています。
小林幸子さんのコメント
小林幸子さんは、この新しい役割に対して非常に前向きな気持ちを示しています。「サステナビリティに関心があり、今回のプロジェクトを通じて『環境にやさしい鉄づくり』を学ぶことができたのが嬉しいです。地球環境を元気にするために、東京製鉄の取り組みを応援していきたいと思います」とコメント。また、「工場見学にも行ってみたい」と語っています。
東京製鉄の環境への取り組み
東京製鉄は国内に4つの工場を持ち、鉄スクラップを主な原材料とした循環型の鉄鋼製品を製造しています。2017年に策定した「Tokyo Steel EcoVision 2050」では、環境に配慮した製品のシェア拡大を目指しており、脱炭素社会への貢献を掲げています。特に「ほぼゼロ」は、製造時のCO₂排出量を従来の約0.4トンから約0.1トンにまで削減した革新的な商品です。
このような取り組みは、環境問題に対する企業の責任感を示すものであり、今後も注目を集めることでしょう。