2024年の夏にボーナスを受け取った経理担当者108名を対象に行った調査が、経理業務の特性がいかに彼らの生活に影響を与えているかを浮き彫りにしました。調査はピー・シー・エー株式会社によるもので、結果は多くの興味深いデータを示しています。
夏のボーナスの使い道
まず、夏のボーナスの使い道について尋ねたところ、最も多い回答は「貯金」で72.2%となりました。続いて「生活費の補填」が27.8%、そして「趣味・娯楽」が25.0%という結果でした。
また、投資や資産運用に関しては、約半数がボーナスの20%から60%を投資に使用していると回答。具体的には、40%から60%未満を投資に回したとする人が26.3%であり、今後の資産運用を見据えた堅実な姿勢がわかります。
冬のボーナス計画
冬のボーナスに関しては、約半数がその使い道を既に計画しているとのこと。具体的には、25.9%が「立てている」、22.2%が「やや立てている」と答えています。計画的な行動が見受けられますが、その中で最も多かったのは「事前に支出をリストアップしている」という回答で、44.2%がこれを実践しているとしています。
家計管理と職業病
家計簿についての質問では、38.9%が普段から家計簿をつけていると回答。特にこだわりを持っている点は「家計簿アプリを利用する」というもので、これは45.2%が該当します。また、事前に予算を立てることや支出のレシートを保管することにも意識が向けられています。
興味深いことに、経理担当者の職業病に関する声も多く寄せられました。「カンマがない数字に違和感を感じる」という回答が53.7%、さらに「1円単位で計算が合わないと気が済まない」とする人も39.8%に上りました。これらは、経理という職業特有の慎重さや細やかさが生活の中にも色濃く影響していることを示しています。
会社のボーナス支給に関する不満
興味深いことに、会社の財務状況を把握している立場から、ボーナス支給額に対する満足度は低めでした。「あまり満足していない」と答えたのが24.1%、さらに「不満」とする声も20.4%に達しました。フルな経理業務を行う中で、ボーナスについてもより高い満足度が求められているようです。
まとめ
今回の調査からは、経理担当者が日常生活においても計画的かつ慎重にお金を扱っている姿が浮き彫りになりました。経理業務で培った財務意識や管理能力が、個人の家計管理にも強く影響を与えていることがわかります。今後も経理担当者をサポートするシステムの導入が重要になってくるでしょう。特に、バックオフィス業務の負担を軽減するために、電子化の進展が求められています。
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