RUN伴が受賞!
2016-09-29 13:55:06
RUN伴が2016年度グッドデザイン賞を受賞!認知症と共に走るムーブメントとは
RUN伴がグッドデザイン賞を受賞
RUN伴(RUN TOMO-RROW)が、2016年度のグッドデザイン賞を受賞しました。この活動は、北海道から始まり、認知症の方々と共にタスキをつなぐことで「ともにチャレンジする」新たなコミュニティーづくりを目指しています。数回の活動を経て、今期は日本を縦断する大規模なムーブメントに成長しました。
RUN伴の概要
RUN伴は、認知症の方々と健常者が一つのタスキをつなぎ、全国各地をリレー形式で駆け抜けるイベントです。この活動は、430以上の都道府県で実施され、参加者数はなんと11,000人に達しました。
参加者たちは、これまで接点の少なかった地域の人々と一緒に走ることで、喜びや達成感を共有しています。タスキをつなぐことで、認知症の方々が地域の一員として存在することを実感できる貴重な機会を提供しています。こうした体験は、認知症の方の生活をより積極的にし、地域問題を解決するためのアクションを生むきっかけともなっています。
評価の背景
グッドデザイン賞の審査委員は「認知症の方々とともに何かを成し遂げる」という視点を特に評価しました。「いっしょに走る」というシンプルなアイデアが、活動のスケールと参加者の感動を生み出している点が高く評価されています。この活動が多くの人々に心の響きを与えていることが想像されます。
RUN伴の現状と将来の展望
現在、RUN伴は北海道から沖縄まで、全国6500キロをタスキリレー形式で開催中です。この活動を通じて新たなアクションが多数生まれています。例えば、認知症の方々が働ける場の創出として、RUN伴Tシャツの発送作業を当事者団体に委託し、地域で働ける集える場所を作る取り組みが進行中です。
また、「be Orange(認知症まちづくり基金)」という基金を創設し、地域のまちづくり活動を助成する仕組みも整備されています。これにより、チャレンジを応援するプロジェクトが創出されています。
さらに、2016年の日本縦断イベントの成功を受けて、台湾でのRUN伴の開催準備も進行中で、将来的にはイギリスなど、多様な国々との連携も図っていく予定です。
結論
RUN伴は、認知症フレンドリーな社会の実現を目指し、地域ネットワークフォーラムやまちづくりファシリテーター講座の開催など、様々な施策を展開する計画があります。これらの取り組みが全国各地での認知症に対する理解と支援の輪を広げていくことでしょう。今後の活動に注目です!
会社情報
- 会社名
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NPO法人認知症フレンドシップクラブ
- 住所
- 東京都武蔵野市吉祥寺南町5-14-3
- 電話番号
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