近江学研究所新体制
2026-04-24 09:36:43
近江学研究所、新所長就任と特別公開講座の開催決定
近江学研究所の新たな挑戦
滋賀県大津市に位置する成安造形大学附属近江学研究所が、2026年度からの新体制をもって新所長を迎え、同時に特別公開講座を開催すると発表しました。この新しい体制は、地域社会の未来に向けた新たな取り組みを含んでおり、特に注目すべきは研究テーマとして掲げられた『コモンズ』です。
新所長の紹介
新たに所長に就任したのは、以前、副所長を務めていた加藤賢治氏です。加藤氏は1967年に京都市で生まれ、歴史と文化に関する深い知識を持つ学者です。彼は、立命館大学産業社会学部を卒業後、高校で歴史と地理を教えたり、佛教大学大学院で研究を続けたりしてきました。2011年には滋賀県立大学大学院で博士課程を修了し、長年にわたり滋賀県をフィールドに宗教民俗の研究を行ってきました。彼の著書『水と祈りの近江を歩く』は、近江の文化を深く理解するための一助となるでしょう。
加藤氏は就任にあたり、近江の歴史や文化、そして未来の社会に対するビジョンを語りました。彼は『近江学とは未来学であり、忘れ去られた生活の知恵を未来に生かすために存在する。』と語り、近江文化の重要性を強調しています。
特別公開講座の概要
2026年7月4日には、内田樹氏を講師に招き、特別公開講座『コモンの再生―日本型コミューン主義のために』が予定されています。内田氏は、ブルームバーグ独占の経済精鋭から地域の重要性を再考することが必要であると強調し、実際に地域社会の中で生まれるアイデアが未来の解決策に繋がると信じています。この講座は、東本願寺視聴覚ホールで行われ、受講料はわずか500円です。
新たな研究テーマへの関心
近江学研究所では、2023年度から『コミュニティ』を中心テーマに研究を進めてきましたが、これを発展させ『コモンズ』という新しい軸を持って進める方針です。加藤所長は、制度や仕組み、ガバナンスといった要素にも焦点を当て、地域価値の再発見を求めています。
参加の呼びかけと会員制度
また、滋賀県の自然や文化に興味がある方に向けて、会員制の講座や現地研究も用意されており、入会費や年会費は無料です。会員特典には、講座への無料参加や文化誌『近江学』の特別価格での購入などがあるため、積極的に参加することが奨励されています。
近江学研究所は、地域に根ざした研究を通じて新たな知見を開発しており、文化の未来を見出すための舞台を提供しています。地域の知恵とつながりを活かした研究が、今後ますます期待されています。
会社情報
- 会社名
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成安造形大学附属近江学研究所
- 住所
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