第一生命保険が初めてのアパートメントホテルへの投資を発表

第一生命保険がアパートメントホテルに投資

第一生命保険株式会社（社長：隅野俊亮）は、東京都千代田区にあるアパートメントホテルへの約41億円の不動産エクイティ投資を行ったことを発表しました。この取組みは、同社にとって初めてのアパートメントホテルへの投資となります。

日本の観光需要が後押し

最近、政府による観光立国の推進が進み、食やアニメなどの日本文化への関心が高まっています。新型コロナウイルスの影響を受けた外国人旅行者数の回復が加速しており、2024年には過去最高の訪日客数が期待されています。特に最近の旅行は、家族旅行が主流で、宿泊日数は平均約9泊に達しています。このため、長期滞在を希望する旅行者に向けた宿泊施設の需要が増加しています。

アパートメントホテルの特長

今回投資されたアパートメントホテルは、標準的なホテルよりも広々とした客室を持ち、キッチンや洗濯機といった生活に必要な設備も整えています。これにより、家族やグループ旅行、中長期滞在者が自宅のように快適に過ごせる環境を提供しています。さらに、この施設は秋葉原駅や浅草橋駅からそれぞれ徒歩10分圏内に位置しており、日本のサブカルチャー体験やショッピングが楽しめる魅力的な観光スポットとして、外国人旅行者にとっても人気のエリアです。また、空港や主要なターミナル駅へのアクセスも良好で、長期滞在の拠点としての利便性が高いことも大きな魅力と言えます。

投資スタイルの革新

投資モデルとしては、一定の固定賃料とホテルの売上に基づく変動賃料を組み合わせることで、収益の安定性を確保しつつ、外国人旅行者の増加に伴う収益の拡大を目指す形を取っています。この柔軟な投資スタイルにより、第一生命保険は長期的な成長が見込まれる市場に対応し、安定した収益基盤を築いていくことを目指しています。