オハヨー牛乳、70周年を迎え新たな挑戦に挑む

オハヨー牛乳、70年目の大きなリニューアル

オハヨー乳業株式会社（本社：岡山県岡山市）は、1956年に初めて商品化された「オハヨー牛乳」が、2025年10月1日よりリニューアルされることを発表しました。この新商品発売は、同社にとって70周年を祝う重要な出来事であり、時代のニーズに応える形で新たな挑戦へと舵を切ります。

リニューアルの背景

「オハヨー牛乳」は、登場以来、家庭から学校、そして量販店へと販路を拡大し、多くの人々に親しまれてきました。しかし、最近の少子高齢化や食生活の多様化により、日本国内の牛乳消費は減少傾向にあります。この状況は、特に若者の牛乳離れによるものであり、業界全体での持続可能な酪農業の発展が急務とされています。

そんな時代において、オハヨー牛乳は再び注目を集めるべく、製品の見直しを行いました。70年という節目において、同社は「牛乳や乳製品の価値に向き合い、消費者の生活により深く関わる」ことを目指しています。

新たなブランドコンセプト「つながり」

新リニューアルのメインメッセージは「つながり」です。このコンセプトは、「おはよう」という挨拶を通じて人々と人々を結びつけるもので、牛乳を通じて地域社会とのつながりを強化しようとしています。新商品は、牛乳の流通に関わる全ての人々のつながりを象徴するもので、デザインにもその意図が反映されています。

パッケージには波模様が施されており、小さなうねりが集まって大きな波を形成する様子が表現されています。また、縦に配置されたロゴと横の波のデザインが、「つながり」のメッセージを視覚的に伝えています。

新商品の詳細

オハヨー牛乳

- 発売日: 2025年10月1日（水）
- 種類別: 牛乳
- 販売エリア: 中国・四国地方、関西地方の一部
- 価格: オープンプライス
- 内容量: 1000ml / 500ml / 200ml

この商品は、地元岡山で長年愛されてきたロングセラー商品です。生乳100％の無調整牛乳を使用し、濃厚で雑味の少ない甘みが特徴です。

オハヨー濃

- 発売日: 2025年10月1日（水）
- 種類別: 成分調整牛乳
- 販売エリア: 中国・四国地方、関西地方、他
- 価格: オープンプライス
- 内容量: 1000ml / 500ml

生乳から水分を抜き取る「おいしさ濃縮製法」で、深いコクと甘みを持たせた牛乳。飲み物や料理に使っても、豊かな風味を楽しめます。

オハヨーカフェオレ

- 発売日: 2025年10月1日（水）
- 種類別: 乳飲料
- 販売エリア: 中国・四国地方、関西地方の一部
- 価格: オープンプライス
- 内容量: 1000ml / 500ml

毎日のカフェオレとして楽しめる一品で、全てのシーンで飲むことができるように設計されています。ミルクのコクのある甘さが際立つ内容です。

今後の展開

牛乳の消費が減少している中、オハヨー乳業は、商品の販促に留まらず、地域社会との連携による体験型イベントや学習機会の提供に注力します。子どもたちに向けた教育プログラムや、オリジナル商品を通じて牛乳の魅力を広める取り組みを行い、地域全体で牛乳市場の活性化を図っています。70年間の歴史を持つ「オハヨー牛乳」は、持続可能な酪農業と地域経済の発展に寄与することを目標としています。