日本ノーコード大賞、革新事例が集結
日本のノーコード技術の発展を促進する一般社団法人ノーコード推進協会(NCPA)が主催する「第4回日本ノーコード大賞」の受賞結果が発表されました。この賞は、実際の社会やビジネスの課題をノーコードツールを駆使して解決した優れた事例に贈られます。全国から寄せられた多数の応募の中から、厳正な審査を経て受賞者が選ばれました。受賞結果は以下の通りです。
受賞結果
自治体部門
一般企業部門
- GMOインターネット株式会社
- 石井食品株式会社
- 湘南鎌倉総合病院
- 西日本旅客鉄道株式会社
愛知県設楽町の取り組み
自治体部門大賞を受賞した愛知県設楽町では、人手不足の状況を打破すべく、従来のExcelによるデータ管理から脱却しました。サイボウズ社のKintoneで独自のアプリを開発し、データ入力の効率化を図るためにアステリア社の「Platio」を導入。これにより、管理業務1件あたりの時間を平均50分短縮する成果を上げました。最終的に、KintoneとPlatio間のデータ連携においてもノーコード型ツールのASTERIA Warpが活用されています。
三共電機株式会社の取り組み
一般企業部門の大賞を獲得した三共電機株式会社は、愛知県に位置する製造業で、DXを「製造業務」「労務管理」「経営」の3つの柱で推進しました。これには、Microsoft社のPowerシリーズと生成AIのCopilotが融合し、データの記録、共有、再利用が実現しています。具体的にはPowerAppsを利用したアプリ開発やPowerAutomateを取り入れたデータの処理などを行い、業務の90%を自動化しました。これにより、売上は1.7倍、利益は3.8倍に増加し、属人化の問題も解消される中で、データとナレッジを会社の資産として活用できるようになりました。
ノーコード推進協会の役割
NCPAは、ノーコードツールや生成AIを駆使して業務自動化を進める文化を広めることを理念とし、企業や自治体が自らアプリを開発する環境づくりに注力しています。これにより、デジタル人材不足を克服し、DXを加速するための意識改革を促進しています。協会は会員企業と共に、日本のソフトウェア文化を変えることを目指し、今後も様々な研修やイベントを通じて活動を続けます。
まとめ
「第4回日本ノーコード大賞」の受賞事例から見えるのは、ノーコードツールと生成AIの活用が現場での業務改善をもたらし、企業や自治体の革新に寄与する可能性です。これからも各分野での活用が期待される中、ノーコード推進協会の活動から目が離せません。