光量子コンピューター実用化に向けたセミナーの詳細
量子コンピューターは、我々の情報処理の未来を劇的に変える可能性を秘めています。こうした中、2024年10月7日から11日まで、東大発のベンチャー企業「OptQC」による光量子コンピューターのセミナーが開催されます。このセミナーでは、光量子コンピューターの基本的な仕組みから誤り耐性の問題、そしてその応用に至るまで幅広く解説される予定です。
光量子コンピューターとは
光量子コンピューターは、光を情報の単位として扱う新しい形のコンピューターです。従来の超電導量子ビットに比べ、光量子コンピューターは極低温や真空を必要とせず、環境への適応性が高いという利点があります。さらに、光を同一の光路内で回すことで数量を増幅できるため、効率よく計算が可能です。
いまや、光量子コンピューターは実用化に向けた技術開発が進められています。セミナーの第一部では、OptQCのCEOである高瀬寛氏が、情報処理の新しいパラダイムとしての光量子コンピューターの展望を述べ、今後のローディングマップを紹介します。
超高速量子計算プラットフォームの実現
次に、技術アドバイザーであるアサバナント・ワリット氏が、超高速かつ大規模な量子計算プラットフォームの実現方法について解説します。光の性質を最大限に活用し、クロック周波数を高めることによって、量子計算機への恩恵をさらに強化する方法に焦点を当てます。
また、東京大学の遠藤護氏は、汎用型誤り耐性量子計算機の実現に向けた具体的な研究成果を発表予定です。データ処理の精度や非線形演算の課題に対し、最近の研究成果をもとに解決策を提案します。これにより、光量子コンピューターの実用化が現実に近づくことが期待されています。
受講情報と参加方法
このセミナーは、Vimeoによるオンデマンド配信形式ですので、参加者は会期中いつでも視聴可能です。講演者による知識の深堀りに最適な環境が整っています。受講料は33,000円(税込)で、同一企業からの2人目以降は半額の16,500円(税込)で参加できます。参加希望の方は10月10日までに申し込む必要がありますので、あらかじめご注意ください。
詳しい情報や申込みは、
こちらのリンクからご確認ください。興味のある方はぜひ、この貴重な機会をお見逃しなく!
終わりに
光量子コンピューターは、将来的に100兆円規模の市場が見込まれる分野でもあります。知的好奇心を持つ方はもちろん、この新たな技術に携わりたいという方々にも欠かせないセミナーとなることでしょう。興味がある方はぜひ、参加申込みを検討してみてはいかがでしょうか。