白鶴酒造、天空農園の最後の田植え
2026年の夏、白鶴酒造株式会社は東京・銀座の屋上に位置する「白鶴銀座天空農園」で、酒米「白鶴錦」にとって最後の田植えを無事終えました。この田植えは、2007年から続くこのプロジェクトにおいて、20回目の記念すべきイベントとなります。雨の心配があったものの、晴れ間も見え、暑い日差しの中、多くの参加者の熱意を感じながら行われました。
銀座屋上の挑戦
「白鶴銀座天空農園」は、東京都中央区銀座のビル屋上に広がる110平方メートルの小さな農園です。ここでは、特別に開発された酒米「白鶴錦」が栽培されています。昨年の収穫量は約43.4kgでしたが、今年はさらに多くの収穫を目指しています。屋上での米作りには、土の深さや水温管理など、多くの工夫が求められるため、農作業者は日々の管理に頭を悩ませています。
今年は何よりもビルの大規模修繕に伴い、この農園が役割を終えるため、最後の田植えとなります。過去20年間、プロジェクトを支えてきた方々に感謝しつつ、収穫への期待を膨らませています。
地元の未来を育む
田植え当日、地元の小学生74名が田んぼにやってきて、実際に田植え体験を通じて食育に参加しました。初めは不安そうだった子どもたちも、徐々に慣れ、楽しんでいる様子が伺えました。子どもたちが「また来たい」と話す様子から、地元コミュニティへの影響を強く感じます。
今回の田植えには、2026年度の「Miss SAKE」の参加者も訪れ、酒米の意義について考える機会となりました。彼女たちは、選考会で日本酒文化を広める存在となることが期待されています。
白鶴銀座天空農園の歩み
白鶴酒造は2007年から、この独特な農園で活動を開始しました。プランターから始まった米作りは、次第に本格的な田んぼへと進化。地元小学生と一緒に心を通わせながら、食育を大切にしています。また、2013年からはこの農園で収穫された酒米を使った特別な日本酒の生産も行われ、人気の商品となっています。
自社開発酒米「白鶴錦」
「白鶴錦」は、白鶴酒造が独自に開発した酒米です。約70年前に交配された母系米と近縁種から生まれたこの酒米は、従来よりもすっきりとした味わいが特徴。米作りでは様々な挑戦が続いていますが、「白鶴銀座天空農園」は未来を感じる若い力が育つ場所でもあります。
最後に、この特別な農園での活動や米の成長の様子は、公式SNSでも発信されています。銀座からの情報発信を通じて、日本酒文化の魅力を伝えるこの取り組みには、地域の人々からの熱い応援が寄せられています。
ぜひ直接訪れて、あるいはSNSを通じてその様子を感じてみてください。白鶴酒造の取り組みは、単なる農業を超え、日本の食文化や地域の未来を紡ぐ大切な活動です。