新刊『システム設計面接の傾向と対策』が出版
2025年2月1日、株式会社秀和システムから新たに発刊される『システム設計面接の傾向と対策』は、転職を目指すエンジニアやシステム設計の基礎を学びたい方にとって必読の書です。本書は、特に最近注目を集めている「システム設計面接」をテーマにしています。従来の面接形式とは異なり、これらの面接では設計力や考え方が問われることが多くなっています。
現在、特にアメリカのテック企業においては、システム設計に関する質問が面接で行われるのが一般的です。このため、日本の企業でもシステム設計に強いエンジニアの需要が増加しています。設計力が求められる理由は、インターネットサービスの進化と共に大規模システムを構築する必要があるからです。したがって、面接では「トレードオフ」となっているスケーラビリティ、コスト、シンプルさ、柔軟性、速度、信頼性ののパラメータを理解することが重要です。
システム設計の芸術
本書はシステム設計を「芸術」として捉えています。そのため、決まった答えが存在しないことを理解することが必要です。著者は、まずシステム設計の基本的な考え方とそのプロセスを第1部で解説し、その後、第2部では多岐にわたるトピックを扱います。この部では、Amazon、Facebook、Airbnbなどの実際の事例をもとに設計や運用における課題を探ります。
第1部の構成
1. システム設計に関する概念の俯瞰
2. システム設計面接の流れ
3. 非機能要件
4. データベースのスケーリング
5. 分散トランザクション
6. 機能的分割のための共通サービス
第2部の構成
1. Craigslistの設計
2. レートリミットサービスの設計
3. 通知/アラートサービスの設計
4. データベースバッチ監査サービスの設計
5. オートコンプリート/タイプアヘッド
6. Flickrの設計
7. コンテンツ配信ネットワークの設計
8. テキストメッセージングアプリの設計
9. Airbnbの設計
10. ニュースフィードの設計
11. Amazonの売上トップ10商品のダッシュボードの設計
この書籍は、面接を受ける転職者だけでなく、面接官にも役立つ内容となっています。候補者がどのように設計にアプローチするかを理解し、適切な質問を通じてその思考過程を読み取る力を身に付けることができます。さらに、システム設計の教科書として読むことも可能です。
書籍情報
- - 書名: システム設計面接の傾向と対策
- - 著者: Zhiyong Tan 著、水野貴明 訳、吉岡弘隆 監訳
- - 定価: 4,620円(税込)
- - 発売日: 2025年2月1日
この機会に、システム設計に関する知識を深め、次のステップへと進みましょう。詳しくはAmazonや楽天ブックスで購入できます。