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「第2回本棚劇場シネマ」の魅力

2025年3月22日、埼玉県所沢市の角川武蔵野ミュージアム4F本棚劇場にて「第2回本棚劇場シネマ～無声映画×活弁×生演奏～」が開催されます。このイベントは、映画の初期時代に制作された無声映画を、弁士と楽士がライブで色を添える特別な上映体験です。

本棚劇場では通常、プロジェクションマッピングを行っていますが、特別なとの一日だけシアターに変身。その日限りの映画上映を通じて、無声映画の持つ独特の魅力を再発見できる機会です。昨年行われた第1回も大盛況に終わり、今回の開催に期待が高まっています。

無声映画のフィルムとその価値

上映予定の作品は、截止約130年前から100年前の貴重な無声映画です。選ばれたフィルムは、評論家として著名な紀田順一郎氏が自ら収集したものです。これに加えて、映画の解説を担当するのは、当館の博物部門ディレクターの荒俣宏氏。フィルムの魅力や歴史背景など、多様な視点で無声映画を知る貴重な機会が提供されます。

その中で、紀田氏は自身のフィルムコレクションの重要さを強調し、無声映画が持つ文化としての価値を述べています。彼は長年の研究の成果を照らし出し、映画収集にかけた情熱を多くの人と共有できる喜びを表現しています。特に無声映画には、他のメディアとは異なる独特の魅力が詰まっていると語ります。

ライブパフォーマンスの魅力

イベントでは、映画に合わせてプロの弁士と楽士によるライブパフォーマンスが展開されます。弁士が無声映画に台詞を付け、楽士が生演奏を行うことで、まるで映画の中にいるかのような没入感を楽しむことができます。今回も、実力派の弁士が多く参加しており、その中には映画評論家として名高い山内菜々子さんも登壇予定です。彼女は新しい試みに挑み、上映体験をより一層豊かなものにするでしょう。

上映作品の紹介

気になる上映作品にも目が離せません。紀田氏が手ずから選んだ映画には、『極地征服』や『大列車強盗』、さらにはホラーの金字塔とも言われる『吸血鬼ノスフェラトゥ』などがあります。

• - 『極地征服』 (1912年)：冒険心あふれるSF映画。
• - 『大列車強盗』 (1903年)：西部劇の先駆けとして名高い作品。
• - 『吸血鬼ノスフェラトゥ』 (1922年)：ドイツのミステリー映画の金字塔。

これらの作品は、当時の映画技術や文化を伝える貴重なものであり、視覚と聴覚の両面から楽しめる体験が待っています。

イベント詳細

開催情報

• - 日付: 2025年3月22日(土)
• - 会場: 角川武蔵野ミュージアム 4F 本棚劇場
• - 住所: 埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3 ところざわサクラタウン内
• - チケット価格: 一般（大学生以上）1,400円、中高生1,200円、小学生1,000円、未就学児無料。オンライン購入も可能です。

参加者へのお知らせ

当日は、通常と異なる上映内容や入場時間が設定されているため、公式サイトでの事前確認をお忘れなく。また、上映中の作品について事前に学んでおくことで、より一層楽しめることでしょう。

角川文化振興財団

このイベントは、公益財団法人角川文化振興財団が主催し、文化の振興に寄与することを目的とした様々な取り組みの一環です。興味を持たれた方は、ぜひ参加して、映画の歴史を感じてみてください。無声映画が持つ力と、その魅力を多くの人と分かち合う素晴らしい機会となることでしょう。

お楽しみに！

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