新たな提携の展望
2024-09-27 21:54:44

株式会社スカイマティクスとの資本業務提携により新たな成長を目指す

株式会社スカイマティクスとの資本業務提携について



当社は、今般、産業用リモートセンシングサービスを専門に企画・開発・販売する株式会社スカイマティクスと資本業務提携を結ぶことを発表しました。スカイマティクス社は、東京都中央区に本社を置くテクノロジースタートアップで、特にドローンを活用した測量サービスに力を入れています。

スカイマティクス社とは



スカイマティクス社は、地理空間情報を扱う高度なリモートセンシング技術を駆使したサービスを展開しています。代表的な製品であるクラウド型ドローン測量サービス『くみき』は、ドローンによって撮影したデータを自動的に三次元点群に変換し、測量や現地調査の効率化を可能にします。このサービスは、建設業や林業、防災など多様な分野での利用が進んでおり、すでに約20業種518件以上の現場で導入されています。

資本業務提携の目的



今回の提携の狙いは、単なるベンダーとユーザーの関係に留まらず、両社の強みを融合し、持続的なビジネスパートナーシップを築くことです。具体的には、スカイマティクス社が持つドローン測量システムやソフトウェア開発の強みと、当社が展開する建設業や再生可能エネルギー施策におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)の連携を図り、社会課題の解決や新たなビジネス機会を創出することを目指します。

また、当社はスカイマティクス社の株式を取得し、両社での販売店契約を結び、共同で製品開発や製品カスタマイズを行うことで、更なる国内シェアの拡大および海外展開を目指します。

共同研究プロジェクト



現在、当社の技術開発部とスカイマティクス社は共同で『ドローン画像と衛星画像の類推適用解析による森林資源量解析』の研究開発を進めています。当プロジェクトは、木質バイオマス発電所でのエネルギー資源となる森林の資源解析が主なテーマで、特に未利用材を活かした管理の課題に取り組んでいます。

バイオマス発電所での燃料供給のためには、森林の賦存量を把握する必要があり、これまで目視調査やドローンによる測量が行われていました。しかし、対象エリアが広大であり、アクセスの難しい地域が多いため、正確な把握ができないことが課題でした。今回の研究では、AIによる解析を通じて、これまで詳細が不明であった樹種の特定や本数の把握、幹材積の類推を行い、広範囲な森林資源の解析が可能となります。

未来への期待



スカイマティクスとの提携は、両社の相乗効果を促す重要なステップです。この取り組みを通じて、社会的なニーズに応えつつ、新しい市場開拓に挑む姿勢を強化していきます。今後とも、両社の協力による革新的なソリューションの提供に向け、努力を重ねていく所存です。


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会社情報

会社名
株式会社九電工
住所
福岡県福岡市南区那の川一丁目23番35号
電話番号
092-523-1691

トピックス(経済)

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