10月24日、アーティストshidoが最新シングル『終わらないハーフタイム』のミュージックビデオを先行公開しました。この楽曲は、合計で約3分20秒の長さを持ち、聴く者に深い余韻を残し、思い出の断片を優しく包み込みます。10月25日には、各音楽配信サービスにて楽曲の配信が開始されます。
『終わらないハーフタイム』は、時間が止まる瞬間と進むべき道の選択をテーマにしています。この作品は誰しもが感じるような普遍的な感情を音と映像で表現しており、特に歌詞には夏の午後の記憶や取りこぼした言葉の残響を描写しています。
冒頭の「切れた言葉の隙間に/おとなしく続いてる電波の音」というフレーズからもわかるように、日常の小さな出来事が永遠のような時間として影響を与えます。また、シャープなピアノと透明感のあるコーラスは記憶の中に漂う光と影をさりげなく表現し、ドラマティックなのに心に残る仕上がりとなっています。
アーティストのコメントによると、この新曲は「物語を語る音楽」という枠を超え、「語らないことで語る」という新たな挑戦を意図しているとのこと。子ども時代に感じた時間の長さや美しさは、今も心のどこかに存在するというテーマが反映されています。「聴いてくれた方の中にある“夏の記憶”と重なれば嬉しい」と、作品への思いを語っています。
本楽曲のミュージックビデオは、「少女の回想録」というテーマのもと、アニメーションの形で制作されています。古いビデオテープの質感で描かれた4:3の画面比率は、どこか懐かしい雰囲気を醸し出しています。特に、夏の豪雨がテラスを“海”に変える幻想的な情景や、繰り返される空を見上げるカット、童謡のような旋律が印象的です。セリフやナレーションは一切なく、音楽と映像だけで“記憶の温度”を表現しているのが特徴です。
この新曲『終わらないハーフタイム』は、作詞・作曲をodiμsblueが担当し、編曲にはNumaとodiμsblueが携わっています。レーベルはBLUE Whale MusicとPassages Co., Ltd.です。公式配信リンクは
こちらからアクセスできます。
アーティストshidoは、常に新たな挑戦を続け、深い感情表現を得意とするシンガーです。時にうさぎとして表現されることもありますが、その多様な声色は聴く人に強烈な印象を残します。失声症との戦いを経て、彼女の楽曲には希望が宿っており、強さと弱さの両方を包み込む世界観は聴く者を魅了します。shidoの音楽の世界に触れて、新たな感動を体験してみてはいかがでしょうか。