千葉県芝山町でひこうきの丘に新しいベンチが登場！

千葉県芝山町「ひこうきの丘みんなのベンチプロジェクト」

千葉県芝山町にて、"ひこうきの丘みんなのベンチプロジェクト"が始動しました。これは、成田空港の拡張工事に伴い伐採された里山の木を利用し、訪れる人々がくつろげるベンチを作るという、地域復興を目指す魅力的なプロジェクトです。プロジェクトは、クラウドファンディングサイトCAMPFIREを通じて資金を募り、2025年8月24日までの期間を設けています。

プロジェクトの背景

ひこうきの丘は、成田空港のA滑走路からわずか600メートルという好立地に位置し、航空ファンはもちろん、一般の来訪者も多く訪れるスポットです。空港に離着陸する航空機の迫力溢れる姿やエンジン音を間近で体験できるため、休日ともなると多くの人で賑わいます。しかし、現地では数台のベンチしか用意されておらず、訪れる人々にとってベンチの不足が課題となっていました。

この問題に対抗する形で発案されたのが、伐採木を再利用してベンチを作るこのプロジェクトです。芝山町の地域おこし協力隊と「スカイパークしばやま連絡協議会」が連携し、作業を進めています。

プロジェクトの願い

このプロジェクトには、3つの重要な願いがあります：

1. 消えゆく里山の樹木をベンチとして甦らせたい
森林伐採によって失われる自然環境を少しでも守っていきたいと考えています。

2. たくさんの人たちにひこうきの丘に来てもらいたい
より多くの方にこの素晴らしい場所を知ってもらうことが目的です。

3. 空港と共に歩んできた芝山町のことを知ってほしい
成田空港の成り立ちと、その周辺地域の歴史を皆様にお伝えしたいという思いから、計画がスタートしました。

芝山町の魅力

芝山町は、成田空港のすぐ近くに位置する人口約6,500人の小さな町です。町の北部には、航空科学博物館や地域物産を販売する"空の駅風和里(ふわり)しばやま"といった観光施設が並んでいます。一方で、町南部には歴史ある芝山仁王尊やはにわ博物館、芝山公園などがあり、歴史的観光地としても注目されています。また、2023年は町制施行70周年を迎える節目の年で、今後も地域の活性化に向けて様々な取り組みが進められます。