Sound Memory受賞
2025-08-19 09:30:12

音を収録する新しい試み、Sound Memoryが国際デザイン賞を受賞

音を収録する新たなアプローチ、Sound Memoryが受賞した理由



音を撮るカメラ&アルバム「Sound Memory」が、国際的なデザイン賞であるレッド・ドット・デザイン賞2025にて最高賞の「Best of the Best」を受賞しました。この受賞は、多くのデザイン製品が競う中、Sound Memoryが特異な価値を持つことを示しています。

レッド・ドット・デザイン賞とは



この賞は1955年に設立され、ドイツのハイビジョンデザインを象徴する存在となっています。世界三大デザイン賞の一つとして知られるその審査は、各国のデザインの専門家から成る審査団によって行われ、プロダクトデザイン、デザインコンセプト、ブランド&コミュニケーションデザインの3部門に分かれています。与えられる賞は創造性、機能性、完成度を含む多角的な評価を基に決定されます。授賞式は10月15日にシンガポールで行われる予定です。

Sound Memoryの革新性



Sound Memoryは、音を保存することで思い出を記録する新しい形のカメラアプリです。これにより、視覚障害者を含むすべての人々が「瞬間的な感動」を無理なく記録可能になります。従来のレコーダーや動画では、大切な瞬間を何度も取り逃がすリスクがありましたが、Sound Memoryを使うことでこれを回避できます。

音を通じた感情の共有は、視覚優位なSNSの中で見逃されやすい側面でした。それに対抗する形で、本製品は音のみでのコミュニケーションを促進し、利用者に新たな体験を提供します。「撮影」ではなく「撮音」という新しい概念を広め、誰もが自分自身を表現できる空間の提供を目指しているのです。

veerncaの理念



Sound Memoryは、veernca合同会社によって開発されました。この会社は、障害を持った人たちとそうでない人たちが共に働き、インクルーシブな社会を作ることを目指しています。障害に対する偏見を無くすべく、製品開発や企業研修を行い、実際に障害を持ったメンバーの視点から得られた貴重なインサイトを活かした商品が生まれています。

会社は2020年に東京・渋谷で設立され、チームメンバーは多様なバックグラウンドを持つ方々で構成されています。彼らは障害によって生じる独自の価値を重視し、それを製品やサービスに転化する努力を続けています。

まとめ



Sound Memoryの受賞は、音を通じて感動や体験を記録する新たな手法が認められた証とも言えるでしょう。この革新的な製品を通じて、視覚に頼らないコミュニケーションの可能性が広がることが期待されており、社会全体で個々の表現をもっと自由に楽しめる未来を描いています。


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会社情報

会社名
veernca合同会社
住所
東京都渋谷区渋谷3丁目1-9矢沢ビル3階
電話番号

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