GumGumが新たな局面へ、マーカス・スターツェルがCEOに就任
デジタル広告のリーダーシップを誇るGumGumが、新CEOにマーカス・スターツェルを任命したことを発表しました。この人事は、GumGumのコア技術である「Mindset Graph」の進化を促し、変化の激しい広告市場で次の成長を狙う重要なステップとなります。
マーカス・スターツェルの経歴と能力
スターツェル氏は、広告テクノロジーの分野で20年以上にわたって活躍してきた実力者です。これまでにMillennial Media、AppNexus、Amazonなどの大手企業で要職を歴任し、多くの成功を収めてきました。
彼のキャリアは、米国海軍アカデミーで数学を専攻し海軍士官として始まった異色のものです。このような多様なバックグラウンドが、彼の独自の視点やリーダーシップを形成していると考えられます。
GumGumの取締役であるマーク・サスター氏は、スターツェル氏の顧客重視の姿勢と確かな成果を高く評価しています。「GumGumのMindset GraphとAI技術は、彼の指導のもとで新たな段階に進むでしょう」と期待を寄せました。
前CEOフィル・シュレーダーの功績と今後の展望
スターツェル氏がCEOに就任する一方で、フィル・シュレーダーはGumGumのCEOとしての14年の任期を終え、退任します。シュレーダー氏は、この期間に多くの革新と成長を促進した功労者です。「リーダーシップとは、最良の状態に導いた後、バトンを託すことだ」と語り、GumGumの今後についての期待を表明しています。
Mindset Graphを中心にした広告体験の革新
広告業界は、クッキーレス化や行動ターゲティングへの疑念が広がるなど大きな変革期を迎えています。GumGumでは、最新のAI技術を駆使して、ユーザーの文脈や心理を理解し、より効果的な広告体験を提供しています。
その中核を担う「Mindset Graph」は、オープンウェブ上の多様なシグナルをリアルタイムに解析し、ユーザーの興味やニーズに合った広告配信を可能にします。
マーカス・スターツェル氏は「顧客の成果を第一に考える企業が選ばれる」と強調し、GumGumが透明性と革新性、成果にこだわらざるを得ないと述べ、今後の戦略についても言及しました。
広がるGumGumの広告ソリューション
GumGumの広告ソリューションは、ディスプレイ広告や動画広告、CTV、さらにはスポーツ領域にも展開しています。これにより、広告主がエンゲージメントやROIを最大化できるよう手助けしています。
すべてのプロダクトに共通するのは、消費者のプライバシーを尊重しつつ、良質な広告成果を実現しようという姿勢です。
スターツェル氏は「私たちは単なるコンテクスチュアル広告の会社ではなく、マインドセットを捉える会社です。ブランドが最適な瞬間に最適なメッセージを届けるための仕組みを提供することが私たちの使命です。これが未来の広告であり、それはすでに始まっています」と力強く宣言しました。
GumGumの概要
GumGumは、コンテクストの力を使って人とブランドを結ぶデジタル広告プラットフォームです。自然言語処理技術や画像認識技術を駆使して、パーソナルデータを用いずに良好な広告環境を提供しています。
2008年に米国カリフォルニアで設立されたGumGumは、現在19カ国でサービスを展開しており、日本でも2017年から多くの企業のマーケティングに利用されています。
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