神奈川県伊勢原市での「田んぼの生きもの調査」イベント開催
2025年7月5日、神奈川県伊勢原市の大田公民館にて「JA全農プレゼンツ2025田んぼの生きもの調査」が行われ、16組57名の子どもたちとその保護者が参加しました。
このイベントの主旨は、参加者が実際に田んぼの生きものと触れ合うことで、水田が持つ多面的な機能、とりわけ生物多様性の保全について理解を深めることです。また、日本の米を食べることの重要性を、国土保全や生きものとの共生という観点から学びます。
当日は、講師の指導のもと、参加者は田んぼの中を探索し、エンマコオロギやヒメガムシなど合計32種類の生きものを見つけました。調査の後、参加者からは「こんなに多くの生きものがいるとは驚きだった」という声が寄せられ、彼らの驚きと発見の瞬間が伺えました。
お昼には、講師の谷川徹さんや内藤正行さんと意見交換を行いました。参加者たちは、地域のお米を食べることがどのように生きものを育み、田んぼを守ることにつながるかについて学びました。この交流を通じて、地域の農業や環境保全への意識が高まったことでしょう。
JA全農は今後もこのような活動を全国に広げていくことを目指しています。環境教育や地域農業の重要性を啓蒙する一環として、生きもの調査は今後も継続される予定です。特に、田んぼの生物多様性を理解することは、地域の自然環境を営む上で非常に重要です。参加者にとっても、自然と触れ合う貴重な経験となり、未来の農業や環境保護に対する関心を深める良い機会となったことは間違いありません。
皆が楽しみながら学び、共に成長する姿は、地域の活性化にもつながるでしょう。私たちが食べるものがどのように生まれ、どのように自然と共存しているのかを考える上で、このようなイベントが今後も更に増えていくことを期待しています。