「ヤラク翻訳」がさらに進化
生成AI技術を搭載した翻訳支援ツール「ヤラク翻訳」を提供する八楽株式会社(東京都渋谷区)は、2025年7月に大規模なアップデートを実施しました。このアップデートでは、翻訳プロセスの品質向上や出力可能なファイル形式の幅が広がるなど、利用者にとって魅力的な改良が行われました。
アップデートの主なポイント
今回のアップデートは4つの主要な内容が含まれています。まず、翻訳エンジンが文レベルから文章レベルに進化しました。これまでの一文ごとの翻訳から、文全体を一つのまとまりとして捉えることで、より一貫性のある翻訳を実現しています。これにより、翻訳の品質が格段に向上し、特に長文や複雑な構造を持つ文書の翻訳でその効果が顕著に表れています。
次に、PDFファイル翻訳時に新たにPowerPoint(.pptx)形式の出力が可能になりました。これまでのWordファイル(.docx)形式だけでなく、プレゼンテーション資料のようなレイアウトを保持したまま翻訳を行えるため、実務での利用がさらに便利になりました。ユーザーは翻訳後の文書や資料をスムーズに編集することができ、この機能は特にビジネスシーンでの需要が高まるでしょう。
また、翻訳できる文字数の上限が大幅に引き上げられたことも大きなポイントです。新たに追加された翻訳エンジン「GPT-4.1 mini」と「Gemini 2.0 Flash」により、合計8種類の翻訳エンジンが搭載され、ユーザーは自身のニーズに応じたエンジンを選択することができます。特にGPT-4.1は、より多くの文字を一度に翻訳でき、ユーザーの負担を軽減しています。
最終的な大きな変更点は、デフォルト翻訳エンジンが「Google翻訳」から「GPT-4.1 mini」に切り替わったことです。この新たなエンジンは生成AIの精度向上に寄与しており、プロンプトの自由な設定により、ユーザーはより効率的に翻訳作業を進められるようになります。
まとめ
八楽株式会社は、今回のアップデートを通じて、ユーザーが求める品質と機能を一層向上させた「ヤラク翻訳」を提供しています。この進化により、特に翻訳の品質および効率性は大きく改善されることでしょう。翻訳支援ツールとしてのさらなる発展が期待されます。
会社概要
八楽株式会社は、東京都渋谷区に本社を構え、代表取締役兼CEOの坂西優氏が率いる企業です。生成AI技術を活用した翻訳支援ツール「ヤラク翻訳」の開発・提供を行い、公式サイトでは最新の情報を発信しています。