雲龍図が受賞!
2023-05-30 19:08:07

ふすま絵『雲龍図』、国際広告賞の二冠に輝く

ふすま絵『雲龍図』、国際広告賞での輝かしい業績



水墨アーティストOHGUSHIによるふすま絵『雲龍図』が、最近開催された「ニューヨーク ADC賞」で、シルバーとブロンズの二冠を達成しました。この受賞は、彼の独特なスタイルと作品の深いテーマ性を認めるものです。

受賞内容の紹介



この作品は、ADC 102nd Annual AwardsにおけるIllustration部門での受賞でした。シルバーはこちら、そしてブロンズはこちらから見ることができます。

作品の背景と制作



『雲龍図』は、約6年の制作期間を経て完成しました。最上稲荷山妙教寺に奉納されたこの襖絵は、横9.87m、縦1.83mという大きさで、8面から構成されています。制作は2016年から始まり、2021年に筆入れが終了しました。この襖絵は、毎年夏季大祭に合わせて公開される予定です。

作品のテーマと技法



作品は水を司る神「八大龍王尊」をテーマに描かれています。自然現象を巧みに表現するために、墨を流動的に滲ませる技法が使われ、具象と抽象が交わる独自の美が表現されています。また、右側の嵐は現代社会の困難を象徴し、左側の空白は未来への希望を示しています。作者のOHGUSHIは、「全人類が明るい未来へ向かう」ことを願い、作品を通してその想いを表現しています。

奉納の思いと作家の姿勢



OHGUSHIは地域の人々に愛され続ける最上稲荷の光景に感動し、「数百年先にも受け継がれる作品を作りたい」という思いから、襖絵の奉納を決意しました。制作にあたっては、多くのサポートを受け、彼らの協力に感謝の意を示しています。

作品公開の詳細



『雲龍図』は2023年6月29日から7月20日まで、最上稲荷山妙教寺大客殿にて公開され、入場は無料です。このイベントは、日本三大稲荷の一つにふさわしい美しい環境の中で行われるため、多くの人々にとって貴重な体験となることでしょう。

作家の展望



OHGUSHIは今後の活動として、日本の古典的な様式美を更新することを目指し、障壁画制作とクライアントワークを通じて、その成果を世界中に広めていく考えです。彼の作品が、国際的な舞台で評価を得られたことは、これからの活動にも大きな影響を与えることでしょう。

このように、OHGUSHIの『雲龍図』は、単なる美術作品としてだけでなく、文化や希望を伝える重要な役割を担っています。これからの彼の活動に、ぜひ注目したいところです。

会社情報

会社名
OHGUSHI事務所
住所
電話番号

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